【第4回】岐阜のマダム達が歓喜!コアな催し「せんい祭り」とは!?|京大卒 えもりえも の メモりメモ
こんにちは。
高学歴アイドルユニット「学歴の暴力」のスーパーバイザーのえもり えもです。
私は岐阜出身・岐阜在住であるためご縁があり、岐阜新聞社さんが運営してらっしゃるZYAO22に連載させていただいている。
そんな経緯もあり、今回は岐阜のことについて書いてみようと思う。
私は、岐阜で行われる祭りの中で最も重視している祭りがある。それが「せんい祭り」である。岐阜でお祭りというと木村拓哉さんが織田信長役を務めた「信長まつり」や、オールナイトで盆踊りを踊り明かす「郡上おどり」などが有名だが、わたしはこの「せんい祭り」がいちおしだ。
(1)せんい祭り~マダム達が狂喜乱舞するフリーダムな服のバーゲンセール~
この祭りを主観で言い表すと、岐阜のマダムたちが狂喜乱舞する超フリーダムな服のバーゲンセールである。
JR岐阜駅の北側には岐阜繊維問屋街という街が広がっている。
この町は第2次世界大戦後、満州から引き揚げてきた多くの人たちが服を売っており「ハルビン街」と呼ばれていたそうだ。そこからアパレルの街として発達し、当時とてもにぎわっていたそうだが、現在はひっそりとしているシャッター街だ。とってもレトロで雰囲気があり私は大好きなのだが、さびれていて怖いという人もいるくらい静かな街だ。
そんなシャッター街が一年に4回、血沸き肉躍る祭り会場となる。それが「せんい祭り」だ。普段は閉まっている店が一斉に開き、店の前には無数のハンガーラックが並べられ、服が超特価で並んでいる。
取り扱っている衣服は普段着から礼服までと幅広く、傘やタオル等も売っているが、共通している点はとにかく安いということである。よく見ると「サンプル品」「訳あり品」という表示もありそういった品は格段に安くなっている。
「せんい祭り」に訪れている大多数は、マダム達のようだ。彼女たちは早起きのようで、問屋街に一番人が多くなるのは、祭り開始のAM8:00~午前中にかけてのように思う。服を買うことへの気合の入れ方が半端なく、大量買いを想定したキャリーケースを持参している方をよく見る。
マダム達をターゲットにしているからか、婦人服を並べている店が多い。
(2)私なりの「せんい祭り」の楽しみ方
「せんい祭り」の主力商品はマダム向けの衣服であるため、私はまだ手を出すには早い。では、何を楽しみに買いに行っているかというと①靴下・肌着類 ②ハギレ・レース等の素材 である。
①靴下・肌着類
問屋街で普段も営業している数少ない店も、「せんい祭り」に合わせてセールをしてくれる。私が気に入っている店は、祭りのたびに、なんと全商品が表示価格の3割引になるのだ。この店は靴下や肌着類などあまり年齢を問わない商品を扱っているので、毎回マダム達に紛れて靴下、ストッキング、肌着類を漁っている。取り扱っている商品はGUNZEやATSUGIなどのしっかりしたメーカー品が多く、重宝している。今回4月7日に行われた祭りでも、かわいい靴下や実用性に富んだ靴下を買うことができて満足だ。
②ハギレ・レース等の素材
私はお裁縫が好きで、その趣味が高じてアイドルユニット「学歴の暴力」の衣装も作っている。定期的に衣装を作りたくなる衝動に駆られるのだが、手芸用品で買う布や素材は意外と高い。材料費だけで1着1万を超えてしまう。
そんな私の味方が「せんい祭り」において大特価で売り出されるハギレ・レース等の素材である。たいてい地面に直置きの段ボールにメートル単位で投げ込まれており、そこから欲しい素材を掘り出すのが楽しいのだ。
今回はレースを手芸店で売られている1/3くらいの価格で入手することができ、満足だ。アイドル衣装によく使うレースも2mで100円など破格で手に入れることができて、嬉しい。そして今回は店のおじさんが、なぜかGELATO PIQUEのかわいい袋に入れてくれた。
(3)まとめ
普段はひっそりとしたシャッター街に、この日ばかりは多くのマダム達が集い、破格の衣類を漁る「せんい祭り」。そのにぎやかな様子を見たり、自分もその一部となって商品を漁るのが大好きだ。次回の開催は令和6年7月7日(日)とのこと。あなたも「せんい祭り」に行ってみては?
えもりえも
京都大学卒業。普段は秘密の組織の研究員として働いている。 高学歴アイドルユニット「学歴の暴力」の卒業生であり、現スーパーバイザー。
メンバーX
なつぴ なつ(@natsupikkk)
あろえ あろ(@aroearo_info)
あずき あず(@azuki__info)
りりり かり(@rrry_TBD)