【第23回】生放送の視聴にルールってあるの?|めてお先生のVTuberとして生きていく
この記事を読んでくださってる方がどれくらいVTuberの生放送を視聴しているか私は分かりませんが、昨今YouTubeをはじめとするプラットフォームでライブ配信が人気なのはなんとなく理解していることと思います。
インスタライブやTikTokライブ、LINEライブ等を見ている方も多いですよね。
私たちVTuber(バーチャルYouTuber)はYouTubeを主戦場にしていますが、その中でも「生放送」をメインの活動に据えてるチャンネルが多いんです。
VTuberが生まれて7年以上。最近、初めてVTuberのライブ配信を見た方はコメントしにくいだろうなあと思った時にVTuberの生放送はもしかしたら独自の文化を築いてきたのかもしれない、とふと思ったんです。
今回はそんな、初見の方々からするとよくわからないルールについて少し語りたいなと。
今年の7月にこんな配信をしました。
いつも配信を見に来てくれる視聴者さん達とYouTubeの生放送を見る時のコメント欄って何がNGなんだろう?というテーマで色々話し合ったんです。
そんな中で私たちが良く使う【推し活】という単語もイマイチわからないという方がいたり、VTuberの配信ではかなり前からタブーとされている【鳩行為(他のVTuberの名前をコメントで出すこと)】を知ってる方と知らない方がいたりしたんです。
私自身はそれは問題とは思ってなくて、新しく見てくれる方が増えてるんだなあと思うのですが、その差がトラブルになってる事も少なくないという現実があるんです。
ほら、日常生活でもありません?バンドのおっかけを始めたら古参の方ににらまれたとか、新入社員が会社独自のルールを知らずに困惑したとか…。内側の人間というか、既存のメンバーは当たり前に知っている事も、新しく入ってきた人たちは基本的にルールを明記してもらうか、誰かから教えてもらうかしなければ分かるはずがないんです。
こういう話ってどこででもある事だとは思うけど、VTuberの生放送の場合、リアルタイムで文字として残り、配信しているVTuberはもちろん、その配信を視聴している全員がそれを見る状態だからこそルールっぽいのが目立ってるんじゃないかな~って。
一般の会社に例えるなら、ちょっと極端かもしれませんが、社長(配信してるVTuber本人/決定権者)と全社員がリアルタイムで全て見える状態なんだと思うんです。
最近VTuberを知った方からするとよく分からないルールっぽいものがあるなあと思われるかもしれないんですが、元々は配信する側と視聴する側の双方が心地よく時間を共有するための気遣いから始まったものなはずなので、あまり重く考えずそれを含めて楽しんでもらえたらいいなと思っています。
次回は「余計な一言」というテーマでお送りする予定です。
禰好亭めてお
イベントでのMC、専門学校の授業、雑誌の連載コラム等の実績を持ち、YouTubeではVTuber向け「VTuber講師」動画のUPやお悩み相談配信、対談コラボなどを行っている。教員免許や宅建士の資格を持ち、SNSでも人の役に立つ様々な情報を発信中!