【第43回】コンプライアンス、意識してる?|めてお先生のVTuberとして生きていく
コンプライアンス研修とか、会社で受けたことってありますか?
私は完全に人間だった頃、新入社員で大手企業の営業になった時に嫌になるほど受けさせられました。
Pマーク(プライバシーマーク制度)のために定期的にテストを受けたり、ダミーメールが届いたりした時もあった気がします。
あの時は本当に面倒だな…普段の業務と関係ないのに…と思うことも多かったのですが、最近VTuberとして活動する中で、ちゃんと研修を受けておいてある程度知識があってよかった!と思ったことがあったのでシェアさせてください。
情報漏洩の危険性
「情報漏洩」って言葉を聞くとどんな状況を想像しますか?
- フィッシングメール(なりすましでURLをクリックさせるもの)?
- USB持ち出しによるデータ流出?
- PCがウイルスにかかってしまって内部情報が抜き取られる?
もちろんそれはとっても問題だし、随時対策が必要ですよね。でも情報漏洩ってもっともっと身近にあるんですよね。
身近な情報漏洩
じゃあ身近な情報漏洩ってどんなものがあるの?というお話。
- カフェで仕事するためにPCを開いてたら後ろにいた人が画面を見て機密情報が洩れる
- 街中で営業先との電話に出たらその近くに競合他社がいて話を聞かれた
- 居酒屋で同僚とこの先の会社スケジュールについて喋っていたら周りの人に知られた
油断ですよね。例えばこの情報が上場会社の売上を左右するような内容だったら?次の新作やイベント、コンペなどの情報だったら?恐ろしくて想像もしたくありません。
VTuberでも情報漏洩の対策は課題
私たちバーチャルYouTuberの中でも、情報漏洩に対する対策が課題となってきています。
大手企業さんたちの中ではもちろん、始めたての方ですら注意が必要です。
- 案件や出演イベントの告知解禁日前に外に漏らさない
- 取引先の担当者の名前を聞かれてむやみに回答しない
- 同業者とした裏での会話を外に漏らさない
- ダイレクトメール等のクローズドな連絡内容を表に出さない
SNSが発達し、PCやカメラ等ではなく等スマホで気軽に録画・撮影が出来る便利な時代になったからこそ、この辺りは本当に出回りがちなので注意が必要です。
自分自身が「そんなつもりはなかった」「こんなところで誰かが情報を漏らすなんて思ってなかった」という事も少なくありません。
明日は我が身のコンプライアンス対策
あの頃はセキュリティ対策やコンプライアンス研修が嫌で嫌でしょうがなかったけど、今は受けておいてよかったなと思うくらい、私自身としてはこの辺りは意識できている気がしています。
会社や取引先に迷惑をかけて多額の損害賠償請求をされる…なんてことにならないように、今一度学び直すときが来たのかもしれませんね。
禰好亭めてお
イベントでのMC、専門学校の授業、雑誌の連載コラム等の実績を持ち、YouTubeではVTuber向け「VTuber講師」動画のUPやお悩み相談配信、対談コラボなどを行っている。教員免許や宅建士の資格を持ち、SNSでも人の役に立つ様々な情報を発信中!