国際高専が「ユネスコスクール」に加盟。国内の高等教育機関では8校目。
持続可能な開発のための教育(ESD)の推進拠点としてSDGs達成に寄与
2025年7月16日
学校法人金沢工業大学
国際高専が「ユネスコスクール」に加盟。 国内の高等教育機関では8校目。 持続可能な開発のための教育(ESD)の推進拠点としてSDGs達成に寄与 |
2025年7月16日
国際高等専門学校(校長:鹿田正昭 [金沢キャンパス]石川県金沢市久安2-270 [白山麓キャンパス] 石川県白山市瀬戸辰3-1)は、2025年7月11日、「ユネスコスクール」(UNESCO ASSCIATED SCHOOLS NETWORK)に加盟しました。
ユネスコスクールは、文部科学省及び日本ユネスコ国内委員会により、持続可能な開発のための教育(ESD)の推進拠点と位置づけられています。
日本国内では加盟校・キャンディテート校として1,110校が加盟していますが、その多くは小学校、中学校、高等学校です。
高等教育機関では、このたび加盟した国際高専も含め、全国で8校(大学6校、高等専門学校2校)が加盟しています。
【国内における高等教育機関のユネスコスクール加盟校】
[大学6校]
国立大学法人宮城教育大学、創価大学(教育学部・教職大学院)
玉川大学(教育学部)
国立大学法人愛知教育大学
国立大学法人三重大学
奈良国立大学機構 奈良教育大学
[高等専門学校2校]
国際高等専門学校
国立石川工業高等専門学校
【ユネスコスクールについて】
「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」(ユネスコ憲章前文)。「ユネスコスクール」 (Associated Schools Network)は、このユネスコの理念を学校現場で実践するために1953年に発足した国際的なネットワークです。加盟校同士が活発に交流し、生徒間・教師間で情報や体験を分かち合い 、地球規模の諸問題に若者が対処できるような新しい教育内容や手法の開発、発展が目指されています。
文部科学省及び日本ユネスコ国内委員会では、ユネスコスクールを持続可能な開発のための教育(ESD)の推進拠点として位置付けています。
【ユネスコスクールの目的と活動テーマ】
1.ユネスコ憲章と国連憲章に通ずる理念として、基本的人権、人間の尊厳、ジェンダー平等、社会的進歩、自由、公正、民主主義、多様性の尊重、国際的な連携などを推進すること。
2.ユネスコの任務である教育・文化・科学・コミュニケーションの分野における平和のための国際協力に資する「アイディアの実験室」として、組織や人材の能力開発と政策やモデルの構築に貢献するために、国際間・地域間協力を進めること。
3.斬新で創造的な教育手法を開拓し、グローバルな概念を学校レベルの実践に落とし込んで実験的機能を果たすことにより、教育制度や政策の変化を促すこと。
4.国際ネットワークの一員として、同じような志を持つ世界中の学校と知見を共有し、パートナーシップを育むこと。
5.国際社会の構成員であるという意識を持ち、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献すること。特に、SDGsの目標4(教育)に関連して、以下のテーマに重点的に取り組むこと。
・地球市民および平和と非暴力の文化 (Global citizenship and culture of peace and non-violence)
・ 持続可能な開発および持続可能なライフスタイル (Sustainable development and sustainable life style)
・異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重 (Intercultural learning and the appreciation of cultural diversity and heritage)
(引用:ユネスコ「ユネスコスクール」 https://www.unesco-school.mext.go.jp/about-unesco-school/aspnet/ より)