BIPROGY 「太陽光発電量・余剰量予測サービス」を提供開始
~小売電気事業者、発電事業者のインバランス料金の負担を低減~
2024年10月25日
BIPROGY株式会社
BIPROGYは、2023年4月から提供している太陽光発電の余剰量(発電量のうち自家消費分を差し引いた電力量)を予測する太陽光余剰量予測サービスをリニューアルし、発電量全量の予測も可能とした「太陽光発電量・余剰量予測サービス」として2024年10月25日から提供を開始します。 野立てや屋根上などの太陽光発電設備に対応し、当社独自のAI技術により、高い精度で発電量全量および余剰量の予測が可能になります。また、発電の計画値と実際の発電量に差異(不足)が生じた場合に、事業者が一般送配電事業者(電力会社)に対して支払うペナルティーであるインバランス料金を、当社が負担するサービスプランも提供します。 BIPROGYは、お客さまのリスクを軽減することにより、太陽光発電設備の導入を促進し、地球温暖化の抑制や低炭素・脱炭素化社会の実現に貢献していきます。 |
【背景】
電気料金の高騰や環境経営への意識の向上から、太陽光発電設備の導入が拡大している中、太陽光の電力を買い取る小売電気事業者やFIP制度(注1)を活用する発電事業者などが負担するインバランス料金の増加が課題となっています。
BIPROGYは、2023年4月から太陽光発電の余剰量を予測するサービスを提供してきましたが、
今回のリニューアルで発電量全量の予測も可能とし、事業者が負担するインバランス料金を、当社が負担するサービスプランも提供します。
【概要】
「太陽光発電量・余剰量予測サービス」は、発電量の全量および余剰量を30分単位で予測します。予測結果は、OCCTO(電力広域的運営推進機関)(注2)に提出する発電販売計画に活用できます。
※2025年春から低圧向けや複数拠点をグルーピングしてまとめて予測するサービス(バルク予測サービス)を提供予定
「太陽光発電量・余剰量予測サービス」の特徴は以下の通りです。
①さまざまな拠点の発電量全量・余剰量を予測
野立てや施設屋根上などの太陽光発電設備について、業態・業種は問わず、さまざまな拠点で発電量全量と余剰量の予測が可能です。
②インバランス料金の負担低減
発電の計画値と実際の発電量に差異(不足)が生じた場合に、事業者が一般送配電事業者(電力会社)に対して支払うペナルティーであるインバランス料金を、月額のサービス利用料を上限として、当社が負担するサービスプランも提供します。お客さまの費用負担のリスクを低減できます。
③当社独自のAI技術により、高い予測精度を実現
電力データと気象データから機械学習を行うことで、データの関連性や季節性などのデータパターンを認識し、精度の高い予測を実現しています。お客さまの収益を最適化します。
【今後の取り組み】
BIPROGYは、2025年春に低圧向けや複数拠点をグルーピングしてまとめて予測する、バルク予測サービスの提供も予定しています。約60年にわたるエネルギー業界向けのシステム構築で培った知見や、蓄電池最適制御ソリューションの技術力を本サービスと融合させ、新たなサービスの創出を推進します。お客さまへのサービスの提供を通じて、地球温暖化の抑制や低炭素・脱炭素化社会の実現に貢献します。
以 上
注1:FIP制度
フィードインプレミアム(Feed-in Premium)」の略称。再エネ発電事業者が卸市場などで売電したとき、その売電価格に対して一定のプレミアム(補助額)を上乗せする制度
注2:OCCTO(電力広域的運営推進機関)
広域的な運営による電気の安定供給の確保を目的とした団体
■BIPROGY グループ「経営方針(2024-2026)」
「持続性のある事業ポートフォリオ確立による企業価値の向上」、「経営資源配分の最適 化」、「グループ経営基盤」の 3つの基本方針を基軸に、「コア事業」と「成長事業」の両輪 で事業拡大を図ることで、注力領域を明確化し、強みのある領域を確立して提供価値を高める とともに、 積極的な投資によって新たな収益基盤構築を目指しています。 本ニュースリリースの事業は、コア事業の重点戦略「注力領域」(エネルギー分野)における取り組みと位置付けています。
※BIPROGY グループ経営方針(2024-2026) https://www.biprogy.com/pdf/com/managementpolicy2024-26.pdf
■関連リンク:
太陽光発電量・余剰量予測サービスhttps://www.biprogy.com/solution/service/ems_power_prediction.html
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