プロジェクト学生のアイデアを活かす社会実装の場 「8番らーめん金沢工大前店」がオープン
食・フードの未来を考え、人々を笑顔にする新しい価値の創出
金沢工業大学の学生によるフードクリエイションプロジェクト(学生メンバー26名)のアイデアが反映された「8番らーめん金沢工大前店」が2023年11月10日(金)、野々市市扇が丘にオープンしました。
同店ではプロジェクト学生からの提案を受け、他の視線を気にせず食べられるよう、8番らーめんとしては初めて、カウンター席を店舗の奥に配置するとともに駐輪場も設けました。
また店舗のオープンに合わせて、プロジェクト学生とのコラボ商品第一弾として「背脂角煮唐麺」を同店限定・数量限定(2000食)で販売を開始しました。
さらに、これまでハチバンにはポイントサービスがなかったことから、プロジェクトではポイントサービスを含むWEBアプリを制作中で、リリースは来年度を予定しています。
金沢工業大学では社会実装型教育・研究を推進しています。このたびオープンした8番らーめん金沢工大前店が、こうした社会実装フィールドの一つとして、学生たちが学部学科、専門の枠を超えて集まり、社会課題に果敢に挑戦し、未来に向かって共創していくことが期待されています。
8番らーめん金沢工大前店では学生からの提案を受け、カウンター席を店舗奥に配置。また駐輪場も設けた。
いずれも8番らーめんとして初めての試みとなる。
(プレオープンの11月9日に撮影)
【フードクリエイションプロジェクトについて】
2022年6月、株式会社ハチバンの協力のもと「フードクリエーション~食の未来を考える~」をテーマにアイデアソンが行われました。「フードクリエーション~食の未来を考える~」ではフードロスの削減や食育、アレルギーを気にせず食べられるメニュー、テイクアウト用の新しい容器形状などについて、学生たちはハチバンの社員とともに活発な議論を行いました。
これがきっかけとなり同年9月に発足したのが「フードクリエイションプロジェクト」です。
「食・フードの未来を考え、人々を笑顔にする新しい価値の提案」を目指して、新店舗に関する内装等のデザインを提案する「店舗班」と、学生自身が食べたい新メニューの開発に取り組む「メニュー班」、集客のためのサービスとして来客ポイントシステムの開発に取り組む「Web班」に分かれ、毎週火曜の夕方、キャンパス内のChallenge Labで、ハチバンの社員方々と議論を重ねてきました。
※アイデアソンはidea(アイデア)とmarathon(マラソン)を結びつけた造語。特定のテーマについてチームごとにアイデアを出し合い、共同作業で問題解決をはかります。
【コラボ商品 第一弾「背脂角煮唐麺」】
「背脂角煮唐麺」は人気の汁なしまぜそば「唐麺」に「豚角煮」と「背脂」をトッピングしたしたもので、長時間じっくり煮込み、醤油ベースの特製タレに漬け込んだ角煮は柔らかで旨味たっぷり。背脂の濃厚でこってりとしたコクと甘みも加わり食べ応えある一杯となっています。
大学生はもっとこってりとした味わいのらーめんを求めているというプロジェクト学生の意見から開発がスタート。ハチバンと協議や試食を繰り返してでき上がりました。
今後も学生たちのアイデアが反映された新商品が開発され、提供される予定です。
プロジェクトコラボ商品の第一弾として、11月10日の8番らーめん金沢工大前店のオープンにあわせて 同店限定・数量限定で発売が始まった背脂角煮唐麺。「ボリューム」「食べ応え」「トッピング」というキーワードで開発された。