旧江戸川乱歩邸 5月19日(月)にリニューアルオープン
報道関係 各位
立教大学(東京都豊島区、総長:西原廉太)は、改修工事のため2024年1月より休館していた「旧江戸川乱歩邸」(立教大学池袋キャンパス敷地内)の一般公開を2025年5月19日(月)より再開いたします。貴重な資料を閲覧できる展示室や、当時の暮らしを再現した展示スペースなどを新設。江戸川乱歩(本名・平井太郎)が後半生を過ごした地で、乱歩の暮らしや作品の背景に触れることのできる施設として新たに生まれ変わります。新設された展示室
■リニューアル概要
「旧江戸川乱歩邸施設整備事業」は、立教学院創立 150 周年記念事業の一環として実施されたものです。江戸川乱歩が暮らした母屋と洋館の改修に加え、旧蔵資料を保存するための収蔵庫を新設しました。邸内には展示室を新たに設け、「作家・乱歩と人間・太郎、二つの人生に出会う場」をコンセプトに、所蔵資料を展示します。
リニューアルに向け、 2024 年 5 月から 改修工事を進めていたところ、漏水やシロアリ被害による建材の劣化、度重なる増改築による屋根の形状の複雑化などが判明。建物の安全性や耐久性を確保するための追加工事を実施することとなり、当初の予定を上回る時間をかけて改修工事が行われました。
■一般公開スケジュール
公 開 :2025年5月19日(月)~
一般公開日:月・水・金曜日(※祝日の場合は休館) 10:30~16:00
場 所 :立教大学池袋キャンパス内 (キャンパスマップ)
入 場 :無料・予約不要
※一般公開のスケジュールは、江戸川乱歩記念大衆文化研究センターWebサイトにてお知らせいたします。
※混雑時は番号札等をお渡しのうえ、再来館をお願いする場合がございます。ご理解・ご協力をお願いいたします。
※10名以上でお越しになる際は、事前のご予約が必要です。予約方法などの詳細は、江戸川乱歩記念大衆文化研究センターWebサイトにてお知らせする予定です。
*旧江戸川乱歩邸と立教大学
1934(昭和9)年、作家の江戸川乱歩(1894~1965)は立教大学に隣接するこの邸宅に移り住みまし た。 引っ越し魔と言われるほど数々の地を転々としてきた乱歩ですが、終の棲家となったこの池袋の邸宅には約30年間住み続けました。
2002年に邸宅と旧蔵書、資料を立教大学が譲り受け、2006年に江戸川乱歩記念大衆文化研究センターを設立。以来、センターでは旧邸宅、蔵書、資料、遺品などの管理・保存・公開を中心に、刊行物や展示、イベントなどの実施を通して幅広い大衆文化研究の成果の公開および社会還元を行っています。
■各界の著名な皆さまからのメッセージ
旧 江戸川乱歩邸リニューアルオープンに際し、これまでに乱歩邸でインタビューをさせていただい た各界の著名な皆さま(美輪明宏さん、波乃久里子さん ほか)から頂戴した温かいメッセージ を、「旧江戸川乱歩邸改修事業 特設サイト」にて公開しています。
■リニューアルオープンを記念したイベント『江戸川乱歩DAY』を開催
日 時:2025年5月18日(日)
場 所:立教大学池袋キャンパス
内 容:『江戸川乱歩DAY』
・<事前申込制>特別企画トークショー「『名探偵コナン』と乱歩の邂逅」
(登壇: 大倉 崇裕氏)
・公開シンポジウム「戦後 80 年 江戸川乱歩と戦時下の豊島区
― 乱歩旧蔵資料を用いた地域史研究の連携に向けて」
・学生による江戸川乱歩ビブリオバトル もっと乱歩の世界へ
(立教ミステリ・クラブ×ワセダミステリ・クラブ共同企画)
・キッチンカー出店 など
その他、旧江戸川乱歩邸リニューアルオープンに合わせ、池袋全体を舞台とした、さまざまなイベントを実施します。4月下旬の詳細情報公開をお待ちください。