東京経済大学ニュースVol.32
2024年4月4日
東京経済大学ニュ―スVol.32 東京経済大学 公式サイト:https://www.tku.ac.jp/
特集①
「東経大ライブ 第3弾」 高校生のためのライブ講義配信 ~進路を考えるヒントに。社会科学の世界を知るきっかけに~ 「なぜ私たちはSNSに惹かれるのか?」等、4月26日(金)から全10講義順次配信
(アーカイブ配信あり)
高校生の進路選択において、学部名だけでは授業の内容が見えず興味・関心と学問とのつながりが分かりにくい状況を踏まえ、ライブ講義「東経大ライブ」第3弾を4月26日より配信します。
東京経済大学は、身近な疑問を学問的な視点から考えることでより深く理解し実践に繋げる「考え抜く実学。」を体験できる場としてYouTubeライブ配信によるショート講義(各回約30分)シリーズを展開。講義終了後に質問コーナーを設けることで双方向の講義を実現しています。
第1弾は2023年3月から6月にかけて全11講義を、第2弾は講義内容を一新、2023年10月から12月にかけて全10講義を配信しました。
いずれも、高等学校における進路指導の場として活用していただくなど好評を得ていることから、第3弾となる今回は、新たな講義内容の全10講義を4月26日(金)から順次配信します。
社会科学のさまざまな学びの深さを知ることで、大学探しや学部選びのヒントとして引き続き活用いただきたいと考えています。
申込方法 | 下記URL、または右記の二次元コードからお申込みください。
東京経済大学公式サイト内 東経大ライブ特設ページ https://www.tku.ac.jp/tku-live/ ※ライブ配信後はアーカイブ配信を予定しています。 ※2023年度に配信した全21講座は、4月中旬以降大学公式サイトから登録なしでどなたでもご視聴いただけるようになります。 |
東経大ライブ 第3弾 キミが受けてみたいのは、どの講義? 各30分のショート講義。気になる講義だけの参加もOK! |
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講義タイトル | 配信日時 | 担当教員 |
なぜ私たちはSNSに惹かれるのか? 「心のメカニズム」と「対人関係」を考える | 4月26日(金) 18:30~19:10 | 山下 玲子 東京経済大学コミュニケーション学部教授 専門:社会心理学、メディア論 |
起業家のリアルな姿、知ってますか? 日本の開業・創業環境を調べよう | 5月9日(木) 18:30~19:10 | 土屋 隆一郎 東京経済大学経営学部准教授 専門:中小企業論 |
みんなが満足する「交渉」術とは? 市民社会のための法交渉学 | 5月13日(月) 18:30~19:10 | 花本 広志 東京経済大学現代法学部教授 専門:民事法学 |
「聖地をめぐる対立」の背景にあるものは? 世界政治論の視点で考える現代社会 | 5月17日(金) 18:30~19:10 | 早尾 貴紀 東京経済大学全学共通教育センター教授 専門:社会思想史(移民・難民、パレスチナ・イスラエル問題) |
賃金を上げるには、どうすべき? 経済思想史から現代を見つめると | 5月22日(水) 18:30~19:10 | 新井田 智幸 東京経済大学経済学部准教授 専門:経済学説・経済思想 |
その書き込みは、「表現の自由」か否か? 憲法が保障する表現の自由とは | 5月30日(木) 18:30~19:10 | 久保 健助 東京経済大学現代法学部教授 専門:公法学 |
あなたに”居場所”はありますか? 社会学の視点で「街」を考察しよう | 6月3日(月) 18:30~19:10 | 町村 敬志 東京経済大学コミュニケーション学部教授 専門:社会学(都市研究、グローバリゼーション、他) |
人の心は、生涯「育つ」のか? 発達心理学で読み解く心と行動の不思議 | 6月10日(月) 18:30~19:10 | 野田 淳子 東京経済大学全学共通教育センター准教授 専門:臨床発達心理学 |
増え続ける医療費、この先どうする? 医療経済学×データサイエンス | 6月14日(金) 18:30~19:10 | 姜 哲敏 東京経済大学経済学部専任講師 専門:環境経済学、医療経済学 |
東南アジアで「売れる」戦略とは? 進化するマーケティングリサーチ | 6月18日(火) 18:30~19:10 | 田島 博和 東京経済大学経営学部教授 専門:流通論、マーケティング・サイエンス |
特集② 卒業式でスペシャルイベント実施 コロナ禍で過ごした学生たちに向けて コロナ禍以前の実施体制に戻し、著名な卒業生ゲストによるサプライズイベントも ~卒業生限定の特設サイトも公開中~
東京経済大学は、2024年3月23日(土)に挙行した2023年度卒業式において、式典会場を使用したインスタレーションの投影や卒業生が登壇するゲスト講演など、卒業生に向けたサプライズイベントを実施しました。
2019年度から2022年度までの卒業式は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ライブ配信や卒業生のみを入構対象とするなど規模を縮小するほか、午前と午後の2部開催とするなど対策を行ってきましたが、今年度は全学部と大学院の卒業生が一堂に会し、ご家族の入構人数にも制限を設けないコロナ禍以前の実施体制に戻した卒業式となりました。
今年度の卒業生は、多くがコロナ禍にあった2020年度生であり、当時は入学式を行うことができず、その後も、制限の多い学生生活を送ってきました。厳しい環境で過ごした学生たちに向けて、母校である本学で過ごした時間を「かけがえのない4年間」であったと感じながら卒業してほしいという思いを込め、サプライズイベントを実施することとなりました。
当日は、卒業式が終了し登壇者が退席したタイミングで会場を暗転させ、桜をモチーフとしたインスタレーションを式典会場の天井に投影。その後、卒業生から募った4年間の思い出の写真をストーリー仕立てで編集した「デジタル卒業アルバム」を、卒業生であるスガ シカオ氏の楽曲「Progress」にのせて上映しました。続いて、同じく卒業生であるお笑い芸人の川村エミコ氏と俳優の山中崇氏からのお祝いメッセージ映像を上映したほか、写真家のハービー・山口氏がゲスト卒業生として登壇。ハービー・山口氏はその後、キャンパス内を巡回し、卒業生とともに卒業記念写真を撮影しました。
会場で上映した「デジタル卒業アルバム」などの映像や、ハービー・山口氏が撮影した卒業記念写真は、卒業生限定の特設サイトで公開しています。
デジタル卒業アルバム(上記二点)
桜をモチーフにしたインスタレーション
東経大インフォメーション
Information 1
「徐京植さんを偲ぶ会」を4月20日(土)に国分寺キャンパスで開催
東京経済大学名誉教授の作家・徐京植さんを偲ぶ
東アジア冷戦下の在日朝鮮人が直面した厳しい現実をふまえ、長きにわたって鋭い考察と批判を展開し世界に警鐘を鳴らした作家であり、東京経済大学名誉教授でもあった徐京植(ソ・キョンシク)さんが2023年12月に逝去されました。東京経済大学では2024年4月20日(土)、国分寺キャンパスで偲ぶ会を開催します。
深い教養に裏打ちされた批評活動は、状況や歴史だけでなく、文学や美術・音楽など芸術全般にわたり、多くの読者を惹きつけてきました。また東京経済大学では20年余りの期間、人権論や芸術論を講じ、多くの学生に生きる指針を与えました。
偲ぶ会では、徐京植さんが活躍された各分野で縁の深い方々に登壇いただくとともに、生前最後のインタビュー映像紹介も予定しています。なお、当日の模様は後日配信する予定です。
徐京植(ソ・キョンシク)(1951~2023) |
1951年2月18日、京都市生まれ。1974年3月、早稲田大学第一文学部仏文科卒。在学中の1971年、兄の徐勝・徐俊植が韓国留学中に逮捕。以後、2人が釈放される1990年まで救援運動に奔走。1980年代から作家活動。主要著作、「私の西洋美術巡礼」(1991年)、「子どもの涙:ある在日朝鮮人の読書遍歴」(1995年、日本エッセイストクラブ賞)、「分断を生きる:「在日」を超えて」(1997年)、「プリーモ・レーヴィへの旅」(1999年、マルコポーロ賞)、「断絶の世紀 証言の時代:戦争の記憶をめぐる対話」(高橋哲哉氏と共著、2000年)、「半難民の位置から:戦後責任論争と在日朝鮮人」(2002年)、「ディアスポラ紀行:追放された者のまなざし」(2005年)、「植民地主義の暴力:『ことばの檻』から」(2010年)、「フクシマを歩いて:ディアスポラの眼から」(2012年)、「越境画廊:私の朝鮮美術巡礼」(2015年)ほか多数。2000年4月より、東京経済大学教員(現代法学部/全学共通教育センター)。全学共通教育センター長、図書館長を歴任。2021年3月定年退職、名誉教授。2023年12月18日、永眠。 |
徐京植さんを偲ぶ会 | |
日 時 | 2024年4月20日(土) 14:00~17:00(開場13:30) |
会 場 | 東京経済大学 国分寺キャンパス 大倉喜八郎 進一層館 ホール |
申し込み | 事前のお申し込みは不要です。 ※入場無料 |
登壇者 | 徐 勝 (元立命館大学特任教授、東アジアの人権と法) ※ビデオメッセージ 宋 連玉 (青山学院大学名誉教授、朝鮮近現代ジェンダー史) 鵜飼 哲 (一橋大学名誉教授、フランス現代思想・文学) 高橋 哲哉 (東京大学名誉教授、フランス現代思想) 眞鍋 かおる(「高文研」編集者) 澁谷 知美 (東京経済大学教授、社会学・ジェンダー研究) 李 静和 (成蹊大学教授、詩人、政治思想) 鎌倉 英也 (NHKエグゼクティブディレクター) 崔 在爀 (「聯立書架」編集者・翻訳家・美術史家) ※ビデオメッセージ 大田 美和 (中央大学教授、歌人、英文学) 李 杏理 (東京経済大学専任講師、在日朝鮮人・朝鮮ジェンダー史) 早尾 貴紀 (東京経済大学教授、パレスチナ/イスラエル研究) |
主 催 | 偲ぶ会実行委員会(東京経済大学教職員有志) |
Information 2
2023年度「TKU進一層賞」表彰で学生のチャレンジを支援
「資格取得部門」など4部門で果敢にチャレンジした学生400名以上を奨励
東京経済大学は、2023年度「TKU進一層賞」の表彰式を大倉喜八郎 進一層館ホールで開催しました。
「TKU進一層賞」は、「学芸部門」「資格取得部門」「課外活動部門」「ゼミ学外活動部門」という4つの部門において、困難な時こそ一歩前へ出てチャレンジする学生を表彰する制度で、本学の建学の理念である「進一層(しんいっそう)」をその名に冠しています。
2023年度の「資格取得部門」では、公認会計士試験に合格した学生7名(卒業生含む)や日商簿記1級に合格した学生12名、法科大学院に合格した学生2名などを表彰。さらに各部門で果敢にチャレンジした学生416名と8団体を表彰しました。
Information 3
日経STOCKリーグに11年連続入選
経済学部の石川ゼミ所属4チームが健闘
日本経済新聞社が主催し野村ホールディングスが協賛する「第24回日経STOCKリーグ」で2024年2月27日(火)、東京経済大学経済学部の石川雅也准教授ゼミに所属する学生4チームが入選しました。
投資学習ツールとして企画されるコンテスト形式の金融・経済教育プログラムである同リーグは2023年度で24回目の開催となります。なお、大学・専門学校部門の全参加667チーム中、入選は46チームでした。石川准教授は今回の入選について「残念ながら入賞には至りませんでしたが、限られた期間でも高度なデータ分析技術を駆使したり、企業への実地調査を積極的に行ったりするなど、質の高いレポートの作成に全グループが取り組み、素晴らしい結果を出してくれた」とコメントを寄せました。
入選チームのレポートタイトルおよびメンバー (※はグループリーダー) | |
「Mobility Revolution」 | 小川原 和志(経済3年)※/宮部 敦也(経済3年)/ 安西 正貴(経済3年)/仲里 妃南子(経済3年) |
「サプライチェーンの強靭化 ~特定重要物資の確実な供給を目指して~」 | 住谷 颯太(経済3年)※/安達 一護(経済3年)/ 小沢 颯椰(経済3年)/長田 出帆(経済3年)/ 割田 瑞生(経済3年) |
「静寂需要に応える一歩 ~騒音を問題としない社会の実現へ~」 | 益永 祥希(経済3年)※/芳賀 海斗(経済3年)/ 三好 遼河(経営3年)/守安 勇人(経営3年)/ 西岡 星波(経営3年) |
「TWO-WAY」 | 明石 直樹(経営4年)※/渡辺 廉多郎(経済4年)/ 石井 秀樹(経済4年) |
Information 4
コミュニケーション学部教授の共著が「電気通信普及財団賞」を受賞
「スマホでYouTubeにハマるを科学する アーキテクチャと動画ジャンルの影響力」
東京経済大学コミュニケーション学部の佐々木裕一教授、山下玲子教授、北村智教授の共著「スマホでYouTubeにハマるを科学する アーキテクチャと動画ジャンルの影響力」(日本経済新聞出版)が、第39回電気通信普及財団賞(テレコム人文学・社会科学賞)を受賞しました。
電気通信普及財団賞は、情報通信分野に関する優れた著作・論文を表彰するもので、佐々木教授と北村教授は共著の「ツイッターの心理学 情報環境と利用者行動」は2016年度に同奨励賞を受賞し、佐々木教授は2018年度には「ソーシャルメディア四半世紀 情報資本主義に飲み込まれる時間とコンテンツ」でテレコム社会科学賞を受賞しています。
「スマホでYouTubeにハマるを科学する アーキテクチャと動画ジャンルの影響力」
(日本経済新聞出版)
Information 5
キャリアデザインプログラムが「生理」について考える冊子を発行
漢方薬メーカー・ツムラと連携。産婦人科医の協力を得て、学生目線で制作
東京経済大学キャリアデザインプログラムは、株式会社ツムラ(本社:東京都港区/代表取締役社長 CEO:加藤照和)と産婦人科・漢方内科の日原華子医師(日原医院)の協力を得て、「生理」について考える冊子「One More Think」を2024年3月に発行しました。東京経済大学「オープンキャンパス2024」の会場等で配布しています。
「One More Think」は東京経済大学とツムラが昨年、半年をかけて「生理について学生目線で考える」をテーマに取組んだ内容をまとめたもので、学生たちが「隠れ我満」をキーワードに女性特有の「生理」や「PMS」について考えたディスカッションや学内で実施したアンケート結果も掲載されています。この取り組みは、ツムラが実施する大学生が心身の不調を隠れ我慢※しない環境づくりを目指す取り組み「Carellege Action(ケアレッジ・アクション)」と連携したものです。
キャリアデザインプログラムがツムラの「Carellege Action(ケアレッジ・アクション)」と連携し、
生理について学生目線制作した冊子「One More Think」。
※「隠れ我慢」とは、心身の不調を無理に我慢して、いつも通りに過ごすこと等を指す、ツムラが定義した言葉。
※ キャリアデザインプログラム:1年次に4学部(経済、経営、コミュニケーション、現代法)の入門科目を学んだうえ、2年次から選択した学部に所属。4年間にわたる体系的なキャリア教育と学部横断的な学びを通して、社会と時代の要請に応じた人材を育成しています。
Information 6
教職員有志団体が生理用品無料配付会を実施
本学教職員によるカンパ15万2375円で生理用品192セットを用意
東京経済大学は2024年1月25日(木)と26日(金)の昼休みに、生理用品無料配付会を実施しました。この配付会は、教職員による有志団体「学生支援プロジェクト」を中心に企画されている取り組みで、昨年5月に続き4度目の実施となります。本学の教職員によるカンパ15万2375円で生理用品192セットが用意され、学生らが女性職員や学生ボランティアを通じて受け取りました。
配付された紙袋には、前回実施時のアンケートでも好評だった大きめの生理用品(羽根つき・多い日昼~普通用/羽根つき・特に多い日夜用)2袋(約800円相当)が入っており、受け取った学生からは「想像していたより多く入っていて嬉しい」との声が寄せられました。本配付会を運営する女性職員は「配付用の生理用品を注文したところ、前回よりも価格が高騰しており、女子学生の経済的な負担が増えていることを感じた。今後も継続して実施したい」と話しました。
Information 7
「オープンキャンパス2024」開幕
初回は盛況のうちに終了。次回は4月29日(月・祝)開催予定
東京経済大学「オープンキャンパス2024」が3月20日(水・祝)来場型で開幕しました。多くの受験生や保護者が来場、本学からの学校紹介のほか学生2名によるトークライブ、キャンパスツアー等に積極的に参加する様子が見られました。次回は4月29日(月・祝)、同じく国分寺キャンパスにて「ミニ・オープンキャンパス」を予定しています。
本学公式サイト上では本学の概要や魅力についてお伝えする「WEBオープンキャンパス」を公開しており、各学部等の学びについて解説するほか、入試に関する情報や在学生が自身の学生生活について語る動画コンテンツなども配信しています。
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