3/11(月)より新宿・渋谷駅にて「FUKUSHIMA FINDER. 私が福島・浜通りで見つけたもの。」交通広告掲出開始!
若者たちのまっすぐな視線で見つけた「いまの福島・浜通り」と 除去土壌の「県外最終処分」の課題を伝える
2024年3月11日
環境省
環境省「福島再生・未来志向プロジェクト」
3月11日(月)より新宿駅・渋谷駅にて交通広告掲出開始
撮影者は福島を訪れた162名の若者たち
「FUKUSHIMA FINDER. 私が福島・浜通りで見つけたもの。」
若者たちのまっすぐな視線で見つけた「いまの福島・浜通り」と
除去土壌の「県外最終処分」の課題を伝える
環境省は、「福島再生・未来志向プロジェクト」の一環として、2024年3月11日(月)より東京メトロ丸ノ内線「新宿駅」メトロプロムナード、東急東横線 渋谷駅B3F B1出口方面 東横線渋谷ビッグ20にて、福島・浜通りの今を伝える「FUKUSHIMA FINDER. 私が福島・浜通りで見つけたもの。」の交通広告を掲出します。本広告には、2023年に実施した「『福島、その先の環境へ。』ツアー2023」の参加者である162名の若者たちが撮影した写真を使用し、若者たちが自らの目で見つけた「いまの福島・浜通り」の姿と、この場所が抱える除去土壌の「県外最終処分」の課題を伝えます。
東京メトロ丸ノ内線「新宿駅」メトロプロムナードの掲出イメージ(デザインA)
東京メトロ丸ノ内線「新宿駅」メトロプロムナードの掲出イメージ(デザインB)
環境省では、東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故の発生以降、除染をはじめ、被災地の環境再生に取り組んでいます。加えて、環境再生の取組のみならず、脱炭素等の環境施策を通じて福島復興の新たなステージに向けて取り組むべく、福島県との連携協力協定を踏まえ、「福島再生・未来志向プロジェクト」を推進しています。
このプロジェクトの一環として、環境省は、全国の若者たちが福島の“今”、3.11からの復興状況や残された課題を知る「『福島、その先の環境へ。』ツアー2023」を2023年9月1日(金) ~ 9月3日(日)に実施し、参加した若者総勢162名に心動いた瞬間に自由にシャッターを切ってもらいました。ここに写るのは加工のない、若者たちのまっすぐな視線で見つけた「いまの福島・浜通り」の姿、そしてこの場所が抱える、「中間貯蔵施設」に保管した除去土壌の「県外最終処分」の課題です。次世代を担う若者たちが何を見て、聞いて、シェアしたいと感じたのか、ぜひご覧ください。
なお、広告の掲出に合わせ、中央合同庁舎第5号館1階ロビーにおいても、3月11日(月)~3月15日(金)の期間、パネルを掲示いたします。
広告概要
【掲載場所】
・東京メトロ丸ノ内線「新宿駅」メトロプロムナード
(丸ノ内線「新宿駅」と丸ノ内線「新宿三丁目駅」を繋ぐ地下連絡通路)
・東急東横線 渋谷駅B3F B1出口方面 東横線渋谷ビッグ20
※駅係員へのお問合せはご遠慮ください。
【掲出スケジュール】
2024年3月11日(月)~3月17日(日)
【広告クリエイティブ】
・デザインA
東京メトロ丸ノ内線「新宿駅」メトロプロムナード /
東急東横線 渋谷駅B3F B1出口方面 東横線渋谷ビッグ20
・デザインB
東京メトロ丸ノ内線「新宿駅」メトロプロムナード
【メインコピー】
FUKUSHIMA FINDER. 私が福島・浜通りで見つけたもの。
【ボディコピー】
それは、抱いていた福島のイメージを一新してしまうくらいの未来だった。
世界トップレベルのロボット開発拠点から、最先端の脱炭素実証エリア。
震災から13年。浜通りは、驚くほど先進的な場所へ変わっていた。
そして同時に、この場所が抱えている現実も知った。
除染で発生した土壌などを安全に保管するための広大な「中間貯蔵施設」があるということ。
そこでは、かつて私たちの地域と変わらない生活が営まれていたこと、そこから非難を余儀なくされ、
中間貯蔵施設のために先祖代々受け継ぐ土地・家屋を手放すという重すぎる負担を負った方々がいるということ。
施設にある土は、2045年までに「県外最終処分」を行わなければならないという大事な約束があるということ。
この現実は、次世代を担う私たちが向き合っていく課題でもある。
誰かにシェアしたいと思った。この目で見たもの。聞いた話。
福島・浜通りの本当の姿と、この場所から始まる未来について。
【特設サイト】
https://kankyosaisei.env.go.jp/next/fukushimafinder/
「『福島、その先の環境へ。』ツアー2023」概要
2023年6月に、若者(学生や若手社会人)を対象とした「『福島、その先の環境へ。』次世代会議」を開催し、参加者に「環境再生×地域・まちづくり」「環境再生×福島の食」「環境再生×新産業・新技術」をテーマに今の福島について知るためのツアー、「『福島、その先の環境へ。』ツアー2023」を企画していただきました。企画された以下6つのツアーは2023年9月1日(金)~9月3日(日)に実施されました。
・環境再生×地域・まちづくり /「地域の声に寄り添う」
・環境再生×福島の食 /「『つくる』から『たべる』まで」
・環境再生×新産業・新技術 /「『一次』×『二次』福島から全国へ」
・環境再生×地域・まちづくり /「生きる福島」
・環境再生×福島の食 /「Alcohol Fukushima」
・環境再生×新産業・新技術 /「福島原発の過去・現在・未来 ~技術と社会実装の観点から~」
【特設サイト】
https://kankyosaisei.env.go.jp/next/sonosakitours/
環境省の取り組み
【福島再生・未来志向プロジェクト】
2011年3月11日、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所での事故の発生は、未曾有の被害を生じさせました。
環境省では、放射性物質汚染対処特別措置法に基づき、2012年1月より土壌等の除染や汚染廃棄物の処理など福島の環境再生に取り組んできました。2018年3月には帰還困難区域を除く地域で除染が完了しています。福島県内では道路・鉄道等のインフラ復旧も進み、避難指示も順次解除され、原子力災害からの復興がスタートするとともに、帰還困難区域においても、新たなまちづくりを目指した特定復興再生拠点の整備が進められています。こうした福島の復興に、環境省の得意とする脱炭素、資源循環、自然共生などの環境施策でも貢献する。福島での環境回復の取組に加えて、「未来志向」の取組も進めてほしいとの地元の声も受け、2018年8月、環境省は新たな決意の下、「福島再生・未来志向プロジェクト」をスタートさせました。
地元ニーズに応え、環境の視点から、地域の価値を創造・再発見する未来志向の取組を力強く進めてまいります。
https://fukushima-mirai.env.go.jp/
【福島、その先の環境へ。】
環境省では、福島県内だけで40万軒以上の住宅、500平方キロメートルを超える土地の除染など、かつてない規模と方法で、関係機関、関係各位のご協力を仰ぎながら環境再生事業に取り組んでまいりました。
しかしそれは未だ道半ばだと強く認識しております。
これからもたゆむことなく環境再生事業に取り組み続けるとともに、多様な可能性を模索しながら、福島の方々と共に未来に向けてよりよい環境を実現する決意を新たにしております。
https://kankyosaisei.env.go.jp/next/