積水ハウス、「Energy -Gods of Nature- エネルギー ~自然界の神々~」【前期展】
「絹谷幸二 天空美術館」で12月15日より開催
2023年12月14日
積水ハウス株式会社
積水ハウス株式会社が運営する「絹谷幸二 天空美術館」(梅田スカイビル タワーウエスト27階)は、「Energy -Gods of Nature- エネルギー ~自然界の神々~」【前期展】*¹を、2023年12月15日から2024年6月30日まで開催いたします。
本展覧会は、生命の根源である自然界のエネルギーに焦点を当てています。森羅万象を司り、豊穣と災禍をもたらすこの人智を超えた無限のパワーを象徴し、絹谷幸二が描き出した神々の姿をご紹介。神話や神獣・神像が迫ってくる圧倒的な迫力、そして、そこには現代社会が抱える諸相が反映され、人類への警鐘が打ち鳴らされているのです。同時にそれは絹谷藝術に通底する「生きる智慧」を求める祈りの形象でもあります。
自然への畏怖の念を抱き、一貫して安寧の世を問いかけてきた絹谷幸二が世界に送る、神気に満ちた熱きメッセージを前後期にわたって存分にご体感ください。
*¹ 後期展は2024年7月5日(金)~12月8日(日)で開催いたします。
■作品ご紹介
「喝破」(かっぱ)
2015年 200号(1940×2590) ミクストメディア
六臂に法具を持ち厳しい面持ちで念仏を唱える降三世明王(ごうざんぜみょうおう)、その背後には大爆発によって立ち上る幾層にも重なった黒煙が印象的に描かれている。そして、画面下に描き込まれた無念の眼たちが鑑賞者を覗く。
「喝破」とは「誤った説を正して、真実を解き明かすこと」を意味する。鑑賞者を絵画の世界に引き込む臨場感溢れる劇画的要素と、絹谷藝術の真骨頂である繊細かつ大胆な色彩表現によって強烈なエネルギーを感じさせる一点であり、そこには種々の社会問題を抱える現代社会を喝破する絹谷幸二の熱きメッセージが込められているのである。
【前期展】
「菩提心」(ぼだいしん) 2003年200号(2590×1940)3枚組
左:白牛大威徳明王 中央:温顔慈悲阿弥陀如来 右:降魔剣不動明王
「黄泉比良坂」(よもつひらさか) 2012年 150号 (1818×2273)
「アマテラス」 2012年 100号 (1303×1620)
国つ神 大国主神(くにつかみ おおくにぬしのみこと) 2012年 100号 (1303×1620)
【後期展】
■絹谷 幸二 (きぬたに こうじ)氏
1943年 奈良県出身。東京藝術大学大学院壁画科修了後、ヴェネツィア・アカデミアに留学。フレスコ(壁画の古典技法)を修得し独創的なスタイルを確立する。 1997年「銀嶺の女神」長野冬季五輪公式ポスター原画を制作する等、半世紀に亘って日本の現代画壇をリードし後進の育成にも尽力。現在、東京藝術大学名誉教授、日本藝術院会員。2014年文化功労者顕彰。 2021年文化勲章受章。2023年、若手美術作家を顕彰する「絹谷幸二芸術賞」を創設。
■絹谷幸二 天空美術館について
2016年12月「梅田スカイビル」内にオープンした最新の体験型ミュージアム。2021年度に文化勲章を受章した絹谷幸二氏の色彩豊かなフレスコをはじめとする絵画や立体作品を展示し、3DやVR映像など体験型コンテンツも存分に楽しめる絹谷幸二氏の単独美術館。館内には展示・体験スペースの他、フレスコ制作体験ができるワークショップスペース、快適空間のカフェ等も併設し、眺望も抜群な美術館。
■2019年度より「全国美術館会議」、「日本博物館協会」の正会員に加盟。
■フレスコ画を間近で見て、実際に創る「フレスコ体験」が、2019年度キッズデザイン賞を受賞。
■国立大学法人 大阪教育大学と協同研究を行った対話型での美術館訪問・鑑賞授業サポート教材「アート とともだち」が、2022年度キッズデザイン賞を受賞。
■2022年より「キッズ絵画コンクール」を開催。第3回目である今年のテーマは「楽しい思い出~夢見る未来(ひと、自然、まち並みなど)」。審査委員長は絹谷幸二氏が務めます。
(応募〆切:2024年1月31日(水)必着・締め切り厳守)
【開館時間】10:00‐18:00、金曜日・土曜日・祝前日は10:00‐20:00(入館は閉館の30分前まで)
【休館日】火曜日(ただし祝日の場合は開館し翌平日が休館)、年末年始、展示替え期間
【入館料】一般1000円、大学・高校・中学生600円、小学生以下無料、団体・障がい者割引あり
【所在地】〒531-0076 大阪市北区大淀中1-1-30 梅田スカイビル タワーウエスト27階
【お問い合せ】06-6440-3760(開館時間内)
【公式サイト】https://www.kinutani-tenku.jp