「太平洋島嶼国ウィークス」スタート! 第10回太平洋・島サミット(PALM10)に先駆け
2週間にわたり太平洋島嶼国を知るための特別イベントや各国閣僚・専門家ら50名を招いてのセミナーを開催
公益財団法人笹川平和財団
笹川平和財団(東京都港区、理事長・角南篤)の「太平洋島嶼国ウィークス」が7月8日、開幕し、財団ビルではオープニングセレモニーとセミナーが開かれました。太平洋島嶼国ウィークス(https://cp-entry.com/pinw/)は、多くの方に太平洋島嶼国とその課題について広く知ってもらおうと、19日までの期間中、安全保障や持続可能な観光、廃棄物管理、災害管理、海面上昇の影響などをテーマにセミナーを開催。文化体験、映画上映などのイベントも実施されます。
■初日イベントダイジェスト動画:https://youtu.be/tQ1H0vg-o1c (日本語動画)
オープニングセレモニーでは笹川平和財団の笹川陽平名誉会長(日本財団会長)をはじめ、穂坂泰外務大臣政務官、マーシャル諸島共和国のワイズリー・ザカラス法務移民労働大臣があいさつ。笹川名誉会長は「笹川平和財団は36年にわたり太平洋島嶼国との関係を築いてきました。一人でも多くの日本国民がこの素晴らしい国々について知り、実際に観光に訪れるという関係を築くことが(ウィークスの)第一の目的です」とコメント。穂坂外務大臣政務官は「PALM10では太平洋島嶼国の友人たちとの信頼の絆が一層強まることを期待したい」と述べました。この後、太平洋島嶼国ウィークスとPALM10により、各国の友好関係がさらに構築され、太平洋島嶼国に対する理解が深まることを祈念し、テープカットが行われました。
続くセミナーでは、「地域連携」「非伝統的安全保障、WPS(女性、平和、安全保障)」「海洋安全保障・排他的経済水域における法執行」の3つのセッションが行われました。「地域連携」ではスザンヌ・P・ヴァレス=ラム米国東西センター総長と角南理事長が対談し、日米連携の意義と課題などについて議論。ツバル外務省のティロウ・コフィ事務官らを迎えての「非伝統的安全保障、WPS(女性、平和、安全保障)」のパネルディスカッションでは、防災・災害対策などに女性の視点を組み込むことで、平和と安全が確保できるようになるとの考えが示されました。そして「海洋安全保障・排他的経済水域における法執行」では、マーシャル諸島共和国のザカラス大臣、ミクロネシア連邦のレオニト・バカランド司法長官代行、パラオ共和国のジェニファー・アンソン安全保障調整官、笹川平和財団海洋政策研究所の塩澤英之島嶼国・地域部長らが、各国の排他的経済水域(EEZ)の管理状況と課題、応用可能な先端技術などについて議論しました。
太平洋島嶼国ウィークスは、日本政府主催の「第10回太平洋・島サミット(PALM10 、7月16~18日)に先駆け、7月19日(金)まで行われます。7月13日(土)、15日(月)にはパシフィックアイランズ・フェスタと題してパフォーマンスショーや映画上映、ゲーム、クイズなど、一般の方に楽しく太平洋島嶼国を知っていただくイベントもあります。参加する太平洋島嶼国の魅力を感じ、地球温暖化の影響などについての理解を深めることができます。
太平洋島嶼国ウィークス 概要
●太平洋島嶼国ウィークス 特設ページ:https://cp-entry.com/pinw/
・主催:公益財団法人笹川平和財団
・共催:法務省/独立行政法人国際協力機構(JICA)/国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
・展示・フェスタ後援:国際機関太平洋諸島センター(PIC)
・日時:7月8日(月)~7月13日(土)・7月15日(月)~7月19日(金)
―8日、10日 …招待制 ※メディアの方はご取材可能です
―9日、11日、12日、13日…一般公開
・開催場所:東京都港区虎ノ門1-15-16 笹川平和財団ビル
法人概要
・名称:公益財団法人笹川平和財団
・設立:1986年9月
・理事長:角南篤
・所在地:東京都港区虎ノ門1-15-16 笹川平和財団ビル
・電話番号/FAX番号:03-5157-5430/03-5157-5420
・公式サイトURL:https://www.spf.org/
・事業内容:国際交流、国際協力、国際理解を推進するための事業支援など