住友理工の防振ゴムが新型アルファードに採用
~シートレールマウントの採用で、より快適な乗り心地に貢献~
住友理工株式会社(本社:名古屋市中村区、代表取締役 執行役員社長:清水和志)は、当社のシートレールマウント(シート用防振ゴム)が、トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:佐藤恒治)とトヨタ車体株式会社(本社:愛知県刈谷市、代表取締役・社長:松尾勝博)の新型アルファード、ヴェルファイアに採用されましたことをお知らせいたします。
ミニバンには、乗り心地性能向上のため、シートの振動を打ち消す防振部品が採用されていますが、これまでは全ての振動を打ち消すことはできていませんでした。
この課題を解決するにあたり、新型アルファードでは、シートとボディの締結部(車両内側前後に各1ヶ所)にシートレールマウント(シート用防振ゴム)を取り付け、シートに振動を伝えない防振構造が採用されました。本構造はトヨタ自動車、トヨタ車体で初採用であり、シートの振動を従来の1/3に低減し、快適な乗り心地の実現に貢献しています。
また本製品は、従来の防振部品に比べ約3キログラムの軽量化を実現し、燃費の向上にも貢献しています。車両性能・快適性向上に貢献したことが評価され、トヨタ自動車とトヨタ車体より、技術賞を受賞しました。
当社グループは、経営Vision「2029年 住友理工グループVision」にて、実現したい未来社会像として、「自然と都市と人の空間が繋がる グリーンで快適な社会」と設定しています。約70年にわたって培った防振技術をさらに進展させ、次世代モビリティ進化への対応と環境配慮型製品の提供、そして安全・快適の提供拡大に向けた技術の進化・融合を推進してまいります。
<アルファードに搭載された住友理工 その他の製品>
■防振ゴム エンジンマウント サスペンション系防振ゴム(サスペンションブッシュ、コイルインシュレーター、ストラットマウント、スタビライザーブッシュ)
■ホース
燃料系ホース、オイル系ホース、エアコンホース
■制遮音品
エンジンカバー
■内装品
ヘッドレスト、アームレスト
■シール
コネクタシール、ワイヤーシール