明日、会社でなに話す?
これからもあなたを支えていく

アイコン

アイコン

明日、会社でなに話す?

これからもあなたを支えていく

アイコン

投稿者:

ZYAO22編集部

厚生労働省主催「働く女性と生理休暇に関するシンポジウム」で生理休暇取得率向上への社内施策を講演

ツムラ #OneMoreChoice プロジェクト

2023年10月5日
株式会社ツムラ

【登壇レポート】厚生労働省主催

「働く女性と生理休暇に関するシンポジウム」

ツムラ #OneMoreChoice プロジェクト

生理休暇取得率向上への社内施策を講演

 

 

 株式会社ツムラ(以下、ツムラ)は2023年9月28日(木)、厚生労働省主催の「働く女性と生理休暇に関するシンポジウム」(以下、シンポジウム)に登壇しました。本シンポジウムは生理休暇取得等への理解を深め、休暇を取得しやすい職場環境整備の機運を醸成することなどを目的に、同省YouTubeでもオンライン配信されました。生理による不快な症状に対して、女性労働者は症状が強い場合であっても病院にかかることなく、我慢しながら仕事をしている傾向にあります。また、男性上司等に相談しづらく、制度利用者が少ない、同僚の目が気になることなどの理由から休暇取得にためらいがあるという社会の現状に対し、同省は「当事者のみならず、職場の全ての人に生理や生理休暇に対する理解が必要」と、述べました。

 

シンポジウム内容

 ツムラは“誰もが不調を無理に我慢することなく、心地よく生きられる健やかな社会”を目指し2021年から「#OneMoreChoice プロジェクト」に取り組み、現在も社内外での活動を継続しています。

本活動の一環として、「隠れ我慢※」のない企業を目指し、休暇制度の拡充などの施策を導入した「#OneMoreChoice アクション」を2022年4月に施行しています。この施策の一つが、生理休暇の社内名称を「Female ケア」へ変更するという取り組みです。今回は、生理休暇取得向上への施策に加え、複合的に社員の健康課題解決を目指した施策の導入企業の1社として本シンポジウムに参加しました。

(隠れ我慢※:心身の不調を我慢して仕事や家事を行うこと。株式会社ツムラの登録商標です)

 

 シンポジウムは初めに、厚生労働省の安藤雇用機会均等課長が登壇、今回の開催意義に関して「近年、働く女性が増えている中、女性特有の健康課題を社会全体で支援することが重要だ。職場において、生理による症状への理解を促進し、事業主や、同僚に共感してもらえる職場環境づくりが大切」と説明。続いて、医師の高尾美穂氏のほか、日経BP総合研究所 米川瑞穂氏の講演、当社を含む企業2社による事例紹介が行われました。

 

 ツムラからは、広報グループの宮城英子より「当社は、生理という言葉のために利用をためらう社員の声をもとに、生理休暇の社内名称を『Female ケア』に変更。さらに、誰もが休みやすい休暇制度へ拡充するなど進めている」と、プロジェクト発足の背景から「Female ケア」を含む#OneMoreChoice アクション実施に至る経緯や、自社調査結果などを説明しました。

 

写真右端:広報グループ 宮城英子

 

 

シンポジウム概要

開催場所:中央合同庁舎第5号館 省会議室 9階 (東京都千代田区霞が関1-2-2)

開催日時:2023年9月28日(木)14:30-15:30

シンポジウム概要・当日の資料: https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34529.html

YouTubeアーカイブ: https://www.youtube.com/watch?v=KZArcvc2Jlg

 

#OneMoreChoice プロジェクトの社内活動から誕生した「Female ケア」

 #OneMoreChoice プロジェクトの一環として、社員が不調を「隠れ我慢」しない企業を目指して、社内に#OneMoreChoice ワーキンググループ (以下、WG)を発足。社員の健康アンケート調査などから抽出された課題に対して、必要な施策をディスカッションし#OneMoreChoice アクションを2022年4 月 1 日に施行しました。

 

【#OneMoreChoice アクション】

1. 婦人科検診は全社員が費用負担なしで受診可能

2. 生理休暇の社内名称を「Female ケア」へ変更

3. 社員の休暇制度の拡充 –誰もが不調でも休みやすい制度へ–

 

 今回のシンポジウムのテーマともなる生理休暇の社内名称をFemale ケアとした施策は、「生理」という言葉のために利用をためらう社員の声をもとに、WGメンバーで議論してアイデアが生まれました。

 そして、#OneMoreChoice アクション施行からの1年間、拡充した制度の周知や、休みを取りやすい職場環境づくりに取り組んできました。その結果、施策導入前に比べ、「Female ケア」の利用実績は増加しました。

 

<「Female ケア」利用実績(総取得日数/総取得人数)>

2021年度(導入前):185日 / 53人

2022年度(導入後):216日 / 68人

 

「#OneMoreChoice プロジェクト」について

 創業から130年にわたり、さまざまな不調に寄り添ってきたツムラは、2021年3月8日の国際女性デーに「#OneMoreChoice プロジェクト」を発足しました。ツムラは、誰もが心地よく生きられる健やかな社会を目指して、治療だけでなく、休む、少しだけ働き方を変える、誰かに相談するなど、それぞれが我慢以外の自分に合った選択ができるようになり、そしてその選択肢を提示できる社会こそが、「“隠れ我慢”のない健やかな社会につながると考えています。これからもツムラは、健やかな社会を目指し、中長期にわたり、「#OneMoreChoice プロジェクト」に取り組んでまいります。

 

プロジェクトロゴ

 

プロジェクトステートメント

 

不調に、我慢に代わる選択肢を。

 

心身の不調を無理に我慢することなく、

誰もがいつでも心地よく生きられるように。

これまで人々の健康に寄り添ってきたツムラが、

これからの健やかな社会のあり方を考えます。

プロジェクトサイト

 

「株式会社ツムラ」について

 医療用漢方製剤を主力とする製薬メーカーです。明治26年に創業し2023年4月10日に130周年を迎えた当社は、「自然と健康を科学する」という経営理念を掲げています。主力となる医療用漢方製剤は129品目を製造販売しており、医療用漢方製剤市場のうち8割以上のシェアを占めます。