シュナイダーエレクトリック、第3回サステナビリティ・インパクト・アワードのGlobal Winnerを発表
2025/07/02
シュナイダーエレクトリック
※本リリースは6月25日に フランス パリにて発表されたプレスリリースの抄訳です。
シュナイダーエレクトリック、第3回サステナビリティ・インパクト・アワードのGlobal Winnerを発表
・脱炭素化における優れた実績が認められた7社のグローバルパートナー、顧客、サプライヤーを表彰
エネルギーマネジメントとオートメーションのデジタル トランスフォーメーションのリーダーであるシュナイダーエレクトリックは本日、毎年開催しているサステナビリティ・インパクト・アワードにおいて第3回のGlobal Winnerとなった受賞企業を発表しました。このアワードの受賞企業には、シュナイダーエレクトリックのパートナー、顧客、サプライヤー7社が含まれており、それぞれの市場におけるサステナビリティ・リーダーとしての取り組みが評価されました。
これらの賞は、受賞企業自らの事業活動あるいは各企業の顧客の脱炭素化支援における、脱炭素化について卓越した実績を収めたことを表彰するものです。
サステナビリティ・インパクト・アワードは、より持続可能で電化された未来の実現に向けて、重要な役割を果たしているシュナイダーエレクトリックのパートナーエコシステムを称えるものです。今年の受賞企業リストは、顧客、サプライヤー、販売パートナーに至るまで、サステナビリティへの取り組みに必要な幅広いコラボレーションネットワークを浮き彫りにしています。
エントリー企業は、Electricity 4.0の未来を構築するための戦略に基づいて評価されており、脱炭素化戦略を実行する上で、さらなる電化とデジタル化の推進が必要であることが強調されています。エントリー企業からは、エネルギー効率の向上、デジタル技術の導入、そしてインパクトのある変化に貢献するその他の重要なイノベーションが示されました。審査基準においては、業務の電化とデジタル化を通じてネットゼロ目標を達成するための幅広い取り組みも重要視されました。
「今年のサステナビリティ・インパクト・アワード受賞者の功績は、電気、デジタル、そして自動化ソリューションがいかに融合し、世界のエネルギー転換を重要な推進力として実現しているかを示しています」と、シュナイダーエレクトリックのエネルギー管理担当エグゼクティブバイスプレジデントであるFrédéric Godemelは述べています。「しかし、パートナー、顧客、そしてサプライヤー間の連携こそが、私たちの集合的な潜在能力を真に解き放ち、意義深い変化を加速させるのです。脱炭素化、デジタル化、そして電動化における受賞者の先駆的な取り組みは、より持続可能な未来を形作るだけでなく、希望を喚起しています。共通の目的によって結束した、このような輝かしい功績を称えられることを誇りに思います。」
2024年のサステナビリティ・インパクト・アワードの受賞者は以下のとおりです。
ゲットワークス株式会社(日本):ゲットワークス株式会社(以下GetWorks)は、雪や水、外気といった自然由来資源を冷却に活用し、太陽光発電やバイオマス発電などの再生可能エネルギーも活用することで、データセンターの持続可能性を変革しています。この革新的なアプローチにより、GetWorksは100%再生可能エネルギー比率を達成し、1棟あたり年間最大176MWの電力消費量を削減しました。GetWorksはまた、シュナイダーエレクトリックの水冷式空調機「InRow」を活用し、さらなる効率向上を図っています。
Magnom Properties(エジプト):Magnon Propertiesは、世界をリードするという大胆なビジョンを掲げ、持続可能な建築の未来を再定義しています。気候変動と炭素削減という喫緊の課題に立ち向かうため、同社は10億ドル規模のフォーブス・インターナショナル・タワーを、高度な省エネ設計、統合型太陽光発電、水素エネルギーを活用し、系統連携しない完全なオフグリッドでも稼働する設計にしました。その結果、エネルギー消費量と温室効果ガス排出量を大幅に削減する次世代の超高層ビルが誕生し、気候変動に配慮した不動産の新たなベンチマークを確立しました。シュナイダーエレクトリックは、デジタルトランスフォーメーションの実現に不可欠な存在として、最先端のEcoStruxure™ソリューションとインテリジェントビルディングソフトウェアを通じてプロジェクトを支援し、よりスマートで持続可能かつ高効率な建築環境を実現しました。
Capgemini Technology Services(インド):キャップジェミニは、事業全体でエネルギー消費量を50%削減するという素晴らしい成果を上げました。また、100%再生可能電力への移行にも成功し、インドで初めて事業運営において100%再生可能電力を使用するIT企業となりました。シュナイダーエレクトリックのEcoStruxureプラットフォームを搭載したキャップジェミニのエネルギー・コマンドセンターは、エネルギー管理の最適化において重要な役割を果たし、エネルギー消費量の29%削減に貢献しています。
Toyota Argentina S.A.(アルゼンチン):トヨタ・アルゼンチンは、包括的なCO2排出量削減プログラムを通じてサステナビリティを推進しており、2019年から2023年の間にCO2排出量を57%削減しました。同社はまた、風力と太陽光発電から年間83GWhの電力を購入し、再生可能エネルギーのみに依存しています。工場レベルでは、トヨタ・アルゼンチンはシュナイダーエレクトリックの電力メーター 220 台を活用して電力エネルギー消費を監視し、エネルギー管理機能を強化しています。
Equinix, Inc.(USA):Equinixは、260か所のデータセンターのうち250か所で、お客様に100%の再生可能エネルギーによる供給を提供し、全世界で96%の再生可能エネルギー普及率を達成したことを高く評価されました。Equinixはまた、電力購入契約(PPA)と2024年のエネルギー効率向上に向けた5,100万ドルの投資を通じて、1.2GWの新たな再生可能エネルギーの開発にも貢献しています。更に、全世界の平均電力使用効率(PUE)は2023年比で6%向上しました。同社は電力品質監視にシュナイダーエレクトリック製品を活用し、エネルギー消費量を追跡するためにEcoStruxure Resource Advisorを使用しています。
Tricolite Electrical Industries Limited(インド):Tricoliteは、シュナイダーエレクトリックのゼロカーボンプロジェクトにおける上位1,000社のサプライヤーの1社として、スマートテクノロジーと持続可能なアップグレードを通じて、2019年から2023年にかけて事業運営における炭素排出強度を51%削減しました。シュナイダーのEcoStruxure Power Monitoring Expert(PME)を活用することで、同社はエネルギー使用を最適化しました。また同社は、大容量低速(HVLS)ファンの設置、すべての空気圧工具の電動化、全施設の照明100%LED化などにより、エネルギー効率をさらに向上させました。太陽光パネルはエネルギー需要の48%を賄っており、低炭素製造と環境責任へのコミットメントを明確に示しています。
Knorr-Bremse AG(ドイツ):Knorr-Bremseは、2050年までに全スコープでネットゼロエミッションを達成することを目指しており、2030年までにスコープ1および2の排出量を2018年比で75%削減、関連するスコープ3の排出量を2021年比で25%削減するという中間目標を掲げています。同社は、厳格なエネルギー効率プログラムの継続的な実施、化石燃料から再生可能エネルギーへの転換の促進、そして電力の99%を再生可能エネルギー源から調達するなど、様々な対策を講じることで、カーボンフットプリントを大幅に削減してきました。Knorr-Bremseは、低排出材料の調達とサプライヤーの生産プロセスにおけるエネルギー効率向上の推進を通じて、サプライチェーンの脱炭素化にさらに注力しています。同社の製品ポートフォリオは、最終製品の使用段階におけるエネルギー効率と排出効率の高い運用を可能にします。同社は、シュナイダーエレクトリックのゼロカーボンプロジェクトにおいて、最も安定した実績を上げている企業の1社です。
今年のグローバル受賞企業は、優れたレベルの顧客、パートナー、サプライヤーとして認定され、各社のサステナビリティへの取り組みに対する支援のほか、受賞に関連したマーケティングコンテンツやトロフィーが授与されます。サステナビリティ・インパクト・アワードのより詳しい情報はWebサイトをご覧ください。
Schneider Electricについて
シュナイダーエレクトリックのパーパスは、あらゆる人がエネルギーや資源を最大限活用することを可能にし、進歩と持続可能性を同時に実現することによってインパクトをもたらすことです。私たちはこれを「Life Is On」と表現しています。
私たちのミッションは、持続可能性と効率性のための信頼のおけるパートナーとなることです。
私たちは、電化、自動化、デジタル化における世界トップクラスの専門知識を、スマート化された製造業、レジリエントなインフラ、未来仕様のデータセンター、インテリジェントなビル、直観的なホームオートメーションに提供する、グローバルな産業テクノロジーのリーダーです。深い専門知識を基盤に、つながる製品、オートメーション、ソフトウェア、サービスにより、エンドツーエンドのライフサイクル全体で統合された、AI対応の産業用IoTソリューションを提供し、デジタルツインの実現によってお客様の利益と成長を支援します。
私たちは、150,000人の従業員と 100万を超えるパートナーというエコシステムを持つ、人を中心に考える企業として、100か国以上で事業を展開し、お客様やステークホルダーと緊密な関係を築いています。すべての人々にサステナブルな未来を、という意義深いパーパスの下、あらゆる活動においてダイバーシティとインクルージョンを大切にします。
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