日本豆乳協会 2024年(1-12月期)における豆乳類の生産量が410,712㎘を達成
~無調整豆乳は、過去最高の生産量137,052㎘(106.8%)を記録更新 豆乳類全体の生産量は、前年比103.1%~
2025/02/06
日本豆乳協会
日本豆乳協会(事務局:千代田区二番町 会長:山﨑 孝一 キッコーマンソイフーズ株式会社 代表取締役社長、事務局長:杉谷 智博、以下豆乳協会)では、2024年1-12月期における豆乳市場の動向について検証したところ、豆乳類全体の生産量は410,712㎘(前年比:103.1%)となりました。
2024年(1年間)における豆乳生産量を豆乳類の分類ごとにみると、「豆乳(無調整)」の生産量は137,052㎘(106.8%)と引き続き、増加傾向にあり、過去最高を記録しています。「調製豆乳」は193,281㎘(101.1%)、「果汁入り豆乳飲料」は16,783㎘(105.2%)、コーヒーや紅茶などの「フレーバー系の豆乳飲料(その他)」は50,039㎘(100.6%)、いずれも前年を上回りました。主に業務用の豆乳である「その他」のカテゴリーにおいては13,558㎘(102.1%)となり、外食需要の回復により、増加傾向を示しています。なお、出荷量においては、生産量と同様の傾向を示しています。
一方で、第4四半期(2024年10月‐12月期)の生産量においては、108,164㎘(前年同期比:104.9%)に達しました。カテゴリー別では、「豆乳(無調整)」の生産量は37,027㎘(107.7%)、「調製豆乳」の50,287㎘(101.5%)、「果汁入り豆乳飲料」の4,059㎘(105.7%)、コーヒーや紅茶などの「フレーバー系の豆乳飲料(その他)」が13,018㎘(107.3%)、主に業務用を用途とする「その他」においても3,773㎘(116.2%)と、いずれも前年を上回っています。出荷量においても生産量と同様の傾向を示しています。
2024年、日本豆乳協会では、10月を豆乳月間と定め、10月12日の豆乳の日を中心とする啓発・啓蒙活動を積極的に展開し、生活者に豆乳の特長や有効性を訴求しました。また、加盟企業各社においても、豆乳市場のさらなる拡大を狙い、イベントやキャンペーンを積極的に展開しました。
豆乳市場は、2020年に過去最高値となる43万㎘を達成して以降、値上げによる消費者の買い控え等が起因し、低迷していました。そうした中で、2024年は、業界一丸となった活動が奏功し、急速に豆乳の生産量を巻き返すとともに、拡大につながったと考えます。特に、過去最高の生産量を記録し続けている無調整豆乳においては、大豆たんぱくやイソフラボンを手軽に摂取することができるといった成分に対する理解が深まり、健康意識が強い消費者の需要が高まっています。また、「甘さ控えめ」の時流に則った各社の商品も生産量を伸ばしています。
豆乳協会では、引き続き、国民一人あたりの豆乳(類)年間飲用消費量を4ℓに増加させ(2022年3.4ℓ / 総人口12,500万人)、年間総生産量を50万㎘にすることを目標に、豆乳に対する人々の理解や関心を高めるため、年間を通じて様々な啓発・啓蒙活動を展開していきます。
(参考)
日本豆乳協会は、豆乳および豆乳製品の普及を第一の目的に様々な啓蒙活動を行っています。昭和54年(1979年)9月1日に設立して以来、豆乳メーカー各社が会員となり、メーカー同士の親睦や情報交換、さらには他の機関や団体との協調を図っています。豆乳類の製造、加工、品質、流通に関する研究はもちろん、業界の健全な育成、発展に寄与することをミッションに、日々、豆乳の普及や期待される効果・効能の啓蒙活動を展開しています。毎年10月12日を「豆乳の日」と制定し、業界全体が一丸となって豆乳の普及に向けて様々な活動を行っています。