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投稿者:

ZYAO22編集部

TIS の量子コンピュータプログラミング「Qni(キューニ)」、産総研のGPU スパコン ABCI を用いたWeb サービスの提供を開始

~Web ブラウザで大規模量子回路シミュレーションが容易に実行可能に~

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(東京本部:東京都千代田区、理事長:石村 和彦、以下:産総研)が整備し、産総研のグループ会社である株式会社AIST Solutions(東京オフィス:東京都港区、代表取締役社長:逢坂 清治)が運用する計算基盤である AI 橋渡しクラウド AI Bridging Cloud Infrastructure (以下:ABCI)上で TIS が開発した量子回路シミュレータ 「Qni (キューニ)」 をブラウザ経由で実行可能なWebサービスとして提供を開始することを発表します。

「Qni」は、TISが開発したWebブラウザで動作する量子回路エディタ兼シミュレータで、量子回路を編集しながらリアルタイムにシミュレーション実行できるWebサービスです。

量子コンピュータプログラミングには高度な専門知識が要求されるため、従来のプログラミングに比べ極めてハードルが高いという課題がありますが、「Qni」は量子回路をドラッグ&ドロップによって直接編集でき、また操作結果が即座に表示されるため量子ビットや量子ゲートの仕組みをインタラクティブに理解できます。TISでは、国内・海外での量子コンピュータエンジニア育成への貢献を目的に無料で提供をしてきました。

このたび、産総研グループが運用する計算基盤であるABCIを使用し、共同で「Qni」を改良することで、従来扱える量子ビットが最大16量子ビットだったところ、最大30量子ビットのシミュレーションが可能になりました。このことにより、これまでスパコンユーザのみが可能であった高速GPUを活用した大規模な計算や量子回路シミュレーションが、誰でもブラウザ上で可能になります。

 
プレスリリースの詳細はこちら
https://www.aist.go.jp/aist_j/news/announce/pr20240807.html