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投稿者:

ZYAO22編集部

鉄道写真家の南正時さん、活動60周年写真集「ふくいの鉄道写真」、2024年8月8日発刊!

昭和の鉄道少年のバイブル「鉄道大百科」生みの親。8~9月に東京、福井でイベントや写真展。

 2024年3月の北陸新幹線福井開業を記念し、福井県越前市出身の鉄道写真家、南正時さんの作品で福井の鉄道史をたどる写真集「南正時 ふくいの鉄道写真」が2024年8月8日、福井新聞社から発刊されます。昭和50年代の鉄道少年をとりこにした「鉄道大百科」に代表される、写真家活動60年の節目を飾る1冊です。発刊を記念し8、9月に東京、福井県内の書店でトークイベント、福井県内の北陸新幹線3駅周辺で写真展が開かれます。

 「夢の超特急」と言われた東海道新幹線の試験走行を偶然撮影したことをきっかけに、17歳で鉄道写真に目覚めた南さん。現在まで雑誌やテレビ、ウェブメディアなどで幅広く活躍し、写真集を含む著作は数十冊に及びます。フリーカメラマンとして忙しい毎日を過ごす傍ら、毎年必ず福井へ帰郷し、四季折々の風景に彩られた郷土の列車を撮り続けてきました。

 写真集は、雪煙を上げて走る旧国鉄時代の越美北線の蒸気機関車や、「特急街道」と呼ばれた北陸線を代表する「雷鳥」「しらさぎ」、廃線となった福井鉄道南越線など厳選80点を収録。中でも、JR北陸線の通称「鳩原ループ」(敦賀市)で特急雷鳥同士が立体交差する場面(1988年)や、旧国鉄時代の武生駅で急行兼六(けんろく)と「デゴイチ」ことD51形蒸気機関車が並ぶ写真(1971年)は、鉄道ファン垂涎のショットとなっています。


ⓒmasatoki miami


ⓒmasatoki miami


 ⓒmasatoki miami

 キャリアをスタートするきっかけが新幹線だっただけに、故郷につながった北陸新幹線への思い入れはひとしお。根気強く狙った試験走行の様子や、開業日に沿線で撮った写真も収録し、昭和から令和にかけての福井の鉄道史を網羅しています。南さんは「福井の美しい自然は列車との相性が良く、特に越美北線沿線は日本屈指の景観だと思っている。鉄道写真を通じて全国の皆さんに福井の良さを伝えたい」と話します。

 出版に際し、有志でつくる出版実行委員会がクラウドファンディングを実施しました。全国の鉄道ファンから目標金額を大幅に上回る250万円近くの支援が集まり、デザイン・制作・印刷製本費用の一部に充てました。

 写真集はAB判108ページ。税込み3850円。福井県内の主要書店のほか、福井新聞オンラインブックストア、都内では書泉グランデ(東京・神保町)、書泉ブックタワー(東京・秋葉原)で取り扱われます。福井県外でも最寄りの書店から注文可能です。

 ■発売日:2024年8月8日(金)
 ■価格:3850円(税込)
 ■版型:AB判カラー108ページ
 ■ISBN:978-491-047-7107

 

東京・福井の書店で出版記念トーク&サイン会

 「南正時 ふくいの鉄道写真」の出版を記念し、鉄道ファンの殿堂「書泉ブックタワー」(東京・神保町)と、北陸新幹線の終点・敦賀駅に隣接する公設民営書店「ちえなみき」(福井県敦賀市)で、南さんのトークショー&サイン会を開催します。自身がフリーカメラマンを目指したきっかけや写真集収録写真の撮影秘話などを語り尽くします。

 
【東京会場】
■日時:2024年8月18日(日)午後2時~
■会場:書泉ブックタワー(東京都千代田区神田佐久間町1-11-1)
■参加:書泉ブックタワー、書泉オンラインショップにて写真集を予約・購入した方(参加券必須)

【福井会場】
■日時:2024年9月1日(日)午後4時~
■会場:敦賀市の公設民営書店「ちえなみき」(福井県敦賀市鉄輪町1丁目5-32 otta内)
■参加:無料

 

北陸新幹線福井3駅周辺で記念作品展

 「南正時ふくいの鉄道写真」の出版を記念し、福井駅、敦賀駅、越前たけふ駅の北陸新幹線県内3駅近くの施設で写真展を開催します。写真集に収録された作品の中から、えりすぐりの写真パネル15~30点を展示します。

【福井展】
■日時:2024年8月5日(月)~ 8日(木)
■会場:アオッサ1階アトリウム(福井県福井市手寄1丁目4−1)
■観覧料:無料

【敦賀展】
■日時:2024年8月10日(土)~9月5日(木)
■会場:公設民営書店「ちえなみき」2階(福井県敦賀市鉄輪町1丁目5-32 otta内)
■観覧料:無料

【越前市展】
■日時:2024年9月10日(火)~23日(月)
■会場:道の駅 越前たけふ(福井県越前市大屋町38-5-1)
■観覧料:無料