鹿島アントラーズ,アスリートメッド,オムロンヘルスケア鹿嶋地域の健康増進プロジェクトに向け実証実験開始
3社の専門ノウハウを集結した独自の介護予防プログラムで、鹿嶋地域住民の健康寿命延伸サポートを目指す
株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー(本社所在地:茨城県鹿嶋市、代表取締役社長:小泉 文明、以下鹿島アントラーズ)、アスリートメッド株式会社(本社所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:石嶋 正幸、以下アスリートメッド)、オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長:岡田 歩、以下オムロンヘルスケア)は、鹿嶋地域に暮らす住民が健康的で充実した生活を送るための健康増進プロジェクトを新たに立ち上げます。このプロジェクトでは、変形性膝関節症などにより日常歩行に悩みを抱える人を対象とした介護予防プログラムを開発し、2024年8月から茨城県立カシマサッカースタジアム内にあるアントラーズスポーツドックにおいて提供を順次開始します。
鹿島アントラーズ、アスリートメッド、オムロンヘルスケアの3社は、昨年よりアントラーズアカデミー所属選手のケガ予防と疲労回復を目的としたコンディショニングケアについて、アスリートメッド社の専門トレーナーや施設を活用しながら連携を図ってきました。一方で、鹿嶋地域の活性化にはシニア層が抱える健康課題の解決が必要不可欠です。そこで、3社はこれまでアントラーズアカデミーの取り組みで蓄積した疲労回復やけが予防、ケアを継続するためのモチベーション維持に関するノウハウを、スポーツ領域にとどまらず、より多くの地域住民の健康増進に向けて展開を拡大し、鹿嶋地域の健康寿命延伸のサポートを目指していくこととなりました。
今回提供する介護予防プログラムは、鹿島アントラーズがトップアスリートを育成する中で培ったトレーニング継続のためのコーチングノウハウと、アスリートメッド社が蓄積してきた鹿嶋地域住民の健康課題に合わせた機能改善プログラム、オムロンヘルスケアが開発した膝専用低周波治療器の活用ノウハウを集結して開発した独自プログラムです。 提供開始後から約3カ月間で利用者への定期的なアンケートを実施するほか、専門トレーナーとオムロンヘルスケアの学術研究員による効果検証を行います。これにより、プログラムを継続的に改善し、さらに鹿嶋地域住民の健康課題に対応したものへと強化していきます。
プログラムの対象は変形性膝関節症などによる膝痛が原因で思うように歩行できない人となり、膝痛は60~70代の約2人に1人が症状を訴えているというデータ*もあり、多くの人が悩む症状の1つです。膝痛により日常の活動が制限されると、膝周りの筋力が低下して痛みが増して、さらに活動が制限されるという悪循環が起きます。膝痛を改善するためには、無理のない範囲で適度な運動を継続して膝周りの筋力を強化することが重要です。しかし、膝の痛みによるストレスから運動を中断してしまい、その結果運動量が減り膝痛が悪化するケースが多く発生しています。本プログラムでは、アスリートメッドが運営する「アントラーズスポーツドック」で提供されている介護予防プログラムを進化させるとともに、オムロンヘルスケアの膝専用低周波治療器をプログラムに組み込むことで膝の痛みを緩和しながら、膝痛改善を支援します。
*オムロンヘルスケア調べ (2019年9月)
https://www.healthcare.omron.co.jp/corp/news/2019/0909.html
なお、本プログラムは、鹿島アントラーズで11シーズンにわたってFWとして活躍し、クラブ歴代最多のリーグ89ゴールを記録するなどの実績をおさめ、現在はアントラーズスポーツドックでトレーナーを務める長谷川祥之によるオリジナル監修プログラムです。
今後も3社は、スポーツ領域に留まらず、フレイルや介護予防の領域など幅広い領域において、それぞれが有する専門性を活かした健康プログラム等の提供により、多くの人々の健康寿命延伸に貢献していきます。
【プログラムの概要】
名称:介護予防プログラム
プログラムの目的:膝痛予防、歩行改善
膝痛予防、改善のための運動プラグラム。オムロンの膝電気治療バンドを組み込み、膝の痛みをケアしながら運動ができます。
トレーニング内容:
・椅子に座りながら行う膝周りの筋力強化のトレーニング
・不安定な足場での歩行トレーニング
【各プログラムの参加者の募集について】
・介護予防プログラム
募集期間:7/30(火)~8/7(水)
参加条件:膝の痛みに悩んでいる方 (アントラーズスポーツドック介護予防センター利用者)
プログラムに関するお問い合わせ先
アントラーズスポーツドック 担当:黒田、長谷川美帆
電話番号 0299-84-6624
メール antlerssportsdoc@gmail.com
■アントラーズスポーツドック トレーナー 長谷川 祥之からのコメント
アントラーズスポーツドックでは膝の痛み又はそれ以外の痛みに対して、運動しながら痛みを軽減できるようなプログラムを用意しています。痛いから運動しないのではなく、オムロンの機器を使用し、痛みをケアしながら運動することで健康的な身体づくりをサポートしています。選手時代、応援してくださった皆様に自分の持つトレーニング知識を還元し、地域の皆様に健康運動習慣を身につけていただき、健康寿命の延伸に少しでもお役に立てるように取り組んでいきたいと思います。
■株式会社鹿島アントラーズFC 代表取締役社長 小泉 文明からのコメント
鹿島アントラーズは、カシマスタジアム内に2015年からアントラーズスポーツクリニックを、2023年にはアントラーズスポーツドックとアントラーズスポーツトレーナーズを開業し、アスリートメッド様が持つトップアスリートのパフォーマンスを向上させるためのノウハウと共に、地域の健康寿命延伸を目指して活動を続けています。
今回、そこにオムロンヘルスケア様が持つ、技術力や研究力が加わることで、約3か月の実証実験を経て、その先の健康寿命の延伸に一層寄与していきたいと思います。
■アスリートメッド株式会社 代表取締役社長 石嶋 正幸からのコメント
アントラーズスポーツドックでは、これまでもアントラーズの元選手が実際に選手時代に実施してきた「ウォーミングアップ」や「フィジカルトレーニング」を鹿嶋市地域住民の方々向けに改良を加え、グループレッスンで実施することを念頭に準備を進めてまいりました。一人では中々頑張れないフィットネス及びトレーニングを、これまであまり運動に縁のなかった方々でも気軽に、かっこよく、みんなで励ましあいながら取り組んでもらえるプログラムを準備していく予定です。今回、鹿島アントラーズのパートナー企業であるオムロンヘルスケア社と連携、製品をプログラムに使用することで疲労や身体の痛みをケアし、フィットネスやトレーニングに対するネガティブな気持ちも軽減、前向きに楽しくプログラムに取り組んで頂けると考えております。それにより、短期で健康に対する結果を残すだけでなく、長期的に運動習慣を身に付け住民の方々の健康寿命の延伸をサポートしていける様、取り組んでまいります。
■オムロンヘルスケア株式会社 代表取締役社長 岡田 歩からのコメント
当社は長期ビジョンとして「Going for ZERO -予防医療で世界を健康に」を掲げ、脳・心血管疾患の発症ゼロ、呼吸器疾患増悪ゼロ、慢性痛による日常の活動制限ゼロの実現に取り組んでいます。
膝痛や腰痛などの慢性痛が原因で生活行動が制限されている方は多くいらっしゃり、重症化するとフレイルのリスクが高まり要介護にもつながります。このプロジェクトに参画し、慢性痛に悩んでいる方々の課題解決に一緒に取り組めることはたいへん心強いと考えています。各社の強みを生かしたプロジェクトが始動したことで、地域住民の健康寿命の延伸をサポートし、一人でも多くの方の健康ですこやかな暮らしに貢献していきます。
■鹿島アントラーズ公式サイト
URL:https://www.antlers.co.jp/
■アスリートメッド株式会社公式サイト
URL:https://athletemed.jp/
■オムロンヘルスケア公式サイト
URL:https://www.healthcare.omron.co.jp/