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投稿者:

ZYAO22編集部

高峰秀子生誕100年イベントにスペシャルサポーターで女優の名取裕子登場!

女性に向けた女性限定イベント開催。高峰秀子作品の無料上映会とトークライブ!

 高峰秀子生誕100年プロジェクト SPECIAL EVENT

「女だらけの夜」~夜7時の「高峰秀子を観て語る女の生き方」講座~

 第2回リポート

 
昭和の映画史、日本映画史に輝かしい足跡を残した女優・高峰秀子。今年は彼女の生誕100年の節目となる。高峰の生誕100年を記念し、今年から来年初頭にかけて上映会や講演会、さまざまな展示会、展覧会などのイベントが企画されている。その一環として女性に向けた女性だけの全6回の上演&ゲストトークイベント、生誕100年スペシャルイベント『女だらけの夜 ~夜7時の「高峰秀子を観て語る女の生き方」講座~』が開催中で、その第2回目が6月27日(木)に行われた。

ト ークゲストには生誕100年プロジェクトの

スペシャルサポーターで女優の名取裕子が登場!

 
毎回上映作品、テーマを変えて、養女で文筆家の斎藤明美がゲストと痛快なトークを繰り広げる本イベント。第2回目となるこの日の上映作品は『雁』だった。本作は明治末期から大正初期にかけて文芸雑誌「スバル」に連載された森鴎外の小説「雁」が原作の映画化。「続馬喰一代」の成澤昌茂の脚本を、三国連太郎主演『春の囁き』の豊田四郎が監督した、高峰秀子29歳当時の作品だ。
『雁』 ©︎KADOKAWA1953

会場の渋谷・ユーロライブはさまざまな年齢層の女性で埋まり、『雁』上映後に行われたトークゲストには、生誕100年プロジェクトのスペシャルサポーターとして、製作発表会見や東京タワー大特別展にも駆けつけた女優の名取裕子が登場した。

この日のトークテーマは“ 貧しさに泣いた女”。まず一人で登壇した斎藤が、「今回名取さんは原作まで読んで勉強をしてきてくださった。今日は私が話すことはないかもしれない」と感激しながら呼び込む。

左から斎藤明美、名取裕子

原作者の心情から映像の撮り方、演出、主人公お玉の髪型にいたるまで、詳細まで考察し、感想を述べあう二人。女優ならではの視点で語る名取裕子に対して、斎藤明美は当時の時代背景をもとに本作を解説し、時にヒートアップしながらの掛け合いが続く。時折、名取が映画の場面を再現すると、アドリブでの生の演技に客席全体から感嘆の声が漏れる場面も。

ひと通り二人が感想を述べあうと、お客様の声も聞きたい、との名取からの言葉で客席の何名から感想や質問を受け付けた。「お二人とも違った意見で、色んな見方、感じ方があると知ることができて楽しかった」との感想もあり、最後に斎藤は「これだけ討論できるのは、原作も映画も非常に優れた作品だということ。こういう優れた作品をたくさん見ることができる現代、状況はとても幸せなことだと思う」とまとめ、2回目のイベントは幕を閉じた。

本イベントは、豪華ゲストを迎えて全6回の開催を予定しており、次回第3回は人気カリスマ美容家のIKKO氏が予定されている。この無料イベントの参加申し込みは公式サイトにて。

《次回イベント概要

 
名称 :生誕100年スペシャルイベント 「女だらけの夜」
   ~夜7時の「高峰秀子を観て語る女の生き方」講座~ 第3回

第3回トークゲスト IKKO

上映作品:『女が階段を上る時』 (1960年公開/111分 製作:東宝)
監督:成瀬巳喜男
出演:高峰秀子 森雅之 団令子 仲代達矢 ほか

ゲスト:IKKO(美容家)
トークテーマ :“男に騙された女”
スケジュール 7月25日(木) 18:30~22:00
開場・受付 18:00~/映画上映 18:30~ ※上映後、休憩を挟んでスペシャルトークを行います。
会場 ユーロライブ(渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F/178席)

 
【第4回予定】  
上映作品:『乱れる』 1964年公開/98分(製作:東宝)
監督:成瀬巳喜男
出演:高峰秀子 加山雄三 草笛光子 白川由美 ほか
        
ゲスト :西山千香子さん(宝島社「大人のおしゃれ手帖」編集長)
               八幡真梨子さん(扶桑社「天然生活」編集長)
トークテーマ :“叶わぬ愛を求められた女”
スケジュール :9月21日(土) 18:30~22:00
開場・受付 18:00~/映画上映 18:30~ 上映後、休憩を挟んでスペシャルトークを行います。
会場  : ユーロライブ(渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F/178席)

※本イベントへの申し込み、ほか100年プロジェクトで行われるイベント詳細は 公式HP[https://www.takamine-hideko.jp/]