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投稿者:

ZYAO22編集部

「日仏観光イベントで、日本食・食文化の魅力を発信」 ホタテ、和牛、米、おぼろ昆布、醤油など

日本産の農林水産物・食品を活かした料理に参加者が舌鼓

2024年5月16日
JFOODO

 フランス・パリで開催されたOECD(経済協力開発機構)閣僚理事会の機会を捉えて実施した「日仏観光イベント」(5月2日、主催:観光庁、日本政府観光局)のレセプションにおいて、日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)は、2024年1月の能登半島地震の復興支援として、被災地の北陸地域の食材をはじめ、日本産ホタテや日本和牛など日本産の農林水産物や食品を活かした日本食の提供を通じて、日本の食品・食文化の魅力を発信いたしました。

 同イベントでは、日仏間の相互交流の更なる拡大を目指すなか、訪日観光PRとして、能登半島地震の地域を含む地方の魅力発信や2025年大阪・関西万博の機運醸成が図られたほか、日本食・食文化の魅力を発信するため、日本産食材を使用した料理の提供が行われました。同イベントは、セミナーとレセプションの2部構成で行われ、全体ではフランスの政財界関係者、観光関連事業者、食品関連事業、メディア関係者など中心に、約120名が参加しました。

 「日本のアペロとおやつの時間 !(仏語:C'est l'heure de l'apéro-goûter au Japon !)」と題したレセプションにおける日本食の提供では、パリで活躍する星付きレストランの日本人シェフ・秋吉雄一朗氏が、日本産ホタテを使用した料理や日本和牛を使用した料理、ビーガンの方にも安心して食べていただける季節野菜を使用した料理、日本の上生菓子などを提供しました。また今回提供された主な料理には、被災地である北陸地域の米や醤油、おぼろ昆布が使用されました。このほか、参加者に異なる調理方法で様々な日本食を楽しんでもらうため、日本和牛を使用した小丼ぶりをはじめ、デザートも、かしわ餅や抹茶を使用したミニどら焼きが提供されました。日本茶や日本産りんごやみかんを使用したフルーツジュースなども提供され、日本の多様な食文化を楽しんでいただきました。

 本イベントには、岸田文雄内閣総理大臣が参加されました。岸田総理はレセプションに先駆けて出席された同イベントのセミナーでの挨拶において、フランスから多くの人が日本を訪れ、全国各地の多様な魅力に触れて頂くことに期待を寄せました。

 また、同セミナーではフランスで三ツ星レストランの著名シェフであるピエール・ガニェール氏が登壇し、日本の食品・食文化の魅力について思いを語りました。

「私は、1984年から頻繁に日本を訪れていますが、訪れるたびに、その敬意と正確さに驚かされ、畏敬の念を抱かずにはいられません。日本では、あらゆる仕草や瞬間に意味合いがあり、敬意と正確さが合言葉となっている、まるで未知な世界だからです。日本で初めて和食店を体験した時、『これこそがまるで私の料理であり、大切にしたいものがここに詰まっている』と思いました。」と語りました。
現在、ピエール・ガニェール氏は東京にレストランを構えていますが、「東京にある私のレストランでは、ホタテ、カニなどの甲殻類や魚など、日本の素晴らしい食材を調理することで、日本の文化と美しさに心からの敬意を表そうとしています。私は日本が大好きです。私と日本との間の強く細やかなつながりを、皿の中に表現しています。又、日本が私に教えてくれたことの一つが、料理はその人自身を映し出すものだということでした。」とも述べられました。



 レセプション会場では、参加者が日本食材を使用した料理を味わいました。料理を体験した参加者からは、「日本料理の繊細さには感動した。日本産ホタテは初めて食べたが、本当に絶品だ。」、「フランス産のホタテよりも味わいがあり肉厚に感じる。」、「日本和牛は高級品。今日初めて味わえて感激している。」などのコメントが聞かれました。

 会場で提供された日本産食材は、すでにフランス市場で販売されています。JFOODOは、このような海外イベントなどの場を通じて、日本食・食文化の更なる普及と魅力の発信に取り組んでまいります。

 
コピーライト・JFOODO