第19回 「児童教育実践についての研究助成」 助成対象決定
2024年2月26日
公益財団法人 博報堂教育財団
第19回 「児童教育実践についての研究助成」 助成対象決定
公益財団法人 博報堂教育財団は、第19回「児童教育実践についての研究助成」の助成対象を決定し、本日発表いたしましたのでお知らせいたします。
■助成対象
審査委員会による厳正な審査の結果、応募総数110件のうち、15件の研究を助成対象として選出しました。
詳細は「助成対象一覧」をご参照ください。
■今後の予定
2024年4月1日~2025年3月31日(1ヵ年助成)、2024年4月1日~2026年3月31日(2ヵ年助成)の期間、研究助成を行います。
終了後は、助成対象者から研究成果報告書を提出していただくとともに、研究成果発表会で発表していただきます。
■当事業の目的
「ことばの力」を育む研究と児童教育実践の質の向上を目的に、大学、研究機関および教育実践に関わる方を対象に優れた研究を助成しています。新しい視点をもつ研究成果が、実践の場で反映され児童教育の基盤が充実していくことを目指しています。
詳細はホームページをご覧ください。
https://www.hakuhodofoundation.or.jp/subsidy/
博報堂教育財団は、児童に対する国語教育と視覚・聴覚障がい者に対する教育を助成し、あわせてその活動に関する調査研究を行うことで、健全な人間形成に寄与することを目的に、1970年に設立されました。 財団設立時から続く児童教育の実践者を顕彰する「博報賞」をはじめ「児童教育実践についての研究助成」「教職育成奨学金」など「子ども・ことば・教育」を領域とした多様な活動を行っています。 |
公式ホームページ https://www.hakuhodofoundation.or.jp/
■本件に関するお問い合わせ先:
公益財団法人 博報堂教育財団
TEL:03-6206-6266 / FAX:03-6206-6582
E-mail:hakuho.foundation@hakuhodo.co.jp
第19回 児童教育実践についての研究助成 助成対象一覧
<1ヵ年>
助成対象研究(代表)者 (五十音順、敬称略) | 研究タイトル (※はグループ研究) |
小泉 愛美(こいずみ まなみ)
|
知的障害児における文法的形態素の獲得を目的とした言語指導の検討 ※ |
竹尾 勇太(たけお ゆうた) 教諭
|
知的障害児教育における言語活動モデルの構築 ※ |
畠田 優衣(はたけだ ゆい)
|
書教育における「多様性」と「個性」を重視した指導の提案と実践 |
平井 大輝(ひらい だいき)
|
小学1年生の学級への参入過程における相互行為研究 ―「児童」になることをめぐる社会化過程に着目して |
福島 耕平(ふくしま こうへい)
|
生成系AIを補助的に活用した添削と添削文との比較による児童の推敲能力の向上 ※ |
別府 崇善(べっぷ たかよし)
|
学校教育現場に社会モデルはどのように導入できるか―教師の解釈過程の解明とアクションリサーチによる教材開発・理論的検討 ※ |
<2ヵ年> |
|
助成対象研究(代表)者 (五十音順、敬称略) | 研究タイトル (※はグループ研究) |
青木 雄一(あおき ゆういち) 教諭 |
特別支援学校(知的障害)における自閉スペクトラム症児への共同注意発達向上アプローチ ―「遊びの指導」の人的・物的支援に着目して― ※ |
有馬 多久充(ありま たくみ)
|
範読による読解支援は本当に有効か?: AI時代の個別最適で自律的な読解支援法の提案 ※ |
石井 佳奈子(いしい かなこ)
|
外国につながりをもつ児童生徒に対する母語教育の日韓台比較研究 ※ |
石田 修(いしだ おさむ)
|
ことばの教室で活用できる構音障害のAI構音支援アプリの開発と実践 ※ |
市戸 優人(いちのへ ゆうと) |
特別支援教育で活用可能な性教育教材の開発と有用性の評価―アクティブラーニングを取り入れた新しい性教育の提案― ※ |
加藤 恵梨(かとう えり) |
作文における児童の語彙力・表現力についての実践的研究―感情表現の指導法の開発と教育実践への具体的提案― ※ |
実吉 綾子(さねよし あやこ)
|
漢字の読み書きを支える視覚認知機能の解明と学習支援プログラムの開発 ※ |
宮野 雄太(みやの ゆうた)
|
知的障害のある子どもを対象にした「伝統的な言語文化」指導プログラムの開発 |
森崎 真由美(もりさき まゆみ) 東京大学 助教
|
疾患の有無にかかわらず子どもたちが共に生きる社会の実現を目指した児童向け体験型プログラムの開発 ※ |
〈所属・役職は助成決定時のもの〉