食物アレルギーに関する意識調査を実施 間食、備蓄食での課題が浮き彫りに(日本ハム株式会社)
2024年2月15日
日本ハム株式会社
食物アレルギーに関する意識調査を実施 食物アレルギー対応食品の満足度は約7割 間食、備蓄食での課題が浮き彫りに
日本ハム株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:井川 伸久)は、アレルギー週間(2月17日~23日)を前に、食物アレルギーに関する意識調査を行いました。
食物アレルギーは、乳児の約10%、幼児の約5%がもっているとの調査結果*があります。
*公益財団法人ニッポンハム食の未来財団調べ (2023年12月2日)
ニッポンハムグループは、食にまつわる多様なニーズに応え、食物アレルギーをもつ方やそのご家族全員が「食べる喜び」を感じることができるよう、日々研究・商品開発を行っています。このたび食物アレルギー対応食品への満足度や、喫食シーン別に求められている食品がどのようなものかを把握するため、アンケート調査を行いました。
【調査概要】
・調査期間:2023年12月8日~12月11日
・調査手法:インターネット調査
・調査対象:本人またはお子様が「現在、食物アレルギーがある」または「現在・おそらく食物アレルギー
があるような気がする」に該当、食物アレルギー対応の加工食品を1年以内に購入したことが
ある全国の20~70代の既婚女性422人
【食物アレルギー対応食品 カテゴリ別満足度】
食物アレルギー対応食品への満足度を調査したところ、カテゴリによって差が生じており、主食、食肉加工品、常温レトルト食品、料理専用調味料のカテゴリでは、「満足している」と「まあ満足している」の合計が70%を超えますが、菓子類では61.1%とやや低い結果となりました。
また、食物アレルギー対応食品は食物アレルギーをもつ方がいるご家庭でもおいしく食べられる点での満足度が高く、子どもが喜ぶという点でも満足度に寄与しています。不満点としては「価格が高い」「手に入るお店が限られる」「メニュー・種類が少ない」が上位となっています。
【喫食シーン別・食べたいパンの種類】
喫食シーン別に集計した食べたいパンの種類において、朝食では食パンやバターロールのスコアが、昼食では焼きそばパンやピザ・ピザパン、カレーパンなどの総菜パンが高い結果となっています。夕食ではほかの食シーンと比較すると全体的にスコアが低い傾向になっています。間食ではシュークリーム、クッキー、チョコケーキなどのスイーツで40%を超えるものが多く、要望が高いことが分かります。
【防災用アレルギー対応食品の備蓄実態】
食物アレルギーをもつ方がいる家庭で防災用として最も備蓄されている割合が高い食物アレルギー対応食品は、パスタを含む麺類で、次いでカレー・シチュー・パスタソース、米飯類が続いています。備蓄したいが備蓄していない食品では、パン・米粉パンが52.4%と最も多く、常温での保存が難しいことが課題になっています。防災用アレルギー対応食品に対する不満としては、「価格が高い」「手に入るお店が限られる」「メニュー・種類が少ない」が上位となっており、3~6歳の子どもがいる家庭では「子ども向けの商品が少ない」がTOTALと比べて10ポイント以上高い結果となりました。
【今後の展開について】
当社グループで食物アレルギー対応食品の製造・販売を行っている「みんなの食卓Ⓡ」シリーズは、今年20周年を迎え、ブランドサイト( https://www.nipponham.co.jp/shokutaku/ )のリニューアルを2月20日(アレルギーの日)に予定しています。食物アレルギーをもつ方やご家族にとって、より一層食を楽しむ機会を創出できる食品を提供していきます。