ヌバマ社とC&W、ジョイント・ベンチャーで300億ルピーの事業用不動産ファンドの組成を目指す
東京、2024年2月1日 ―ヌバマ・ウェルス・マネジメント(NSE, BSE: NUVAMA)のオルタナティブ特化型資産運用部門であるヌバマ・アセット・マネジメントと、世界有数の事業用不動産サービス会社であるクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド[NYSE: CWK]は、「ヌバマ・アンド・クッシュマン&ウェイクフィールド・マネジメント・プライベート・リミテッド(以下「NCW」)」の50:50の新しい合弁事業体の設立を発表しました。この新会社は、事業用不動産投資のためのあらゆる機能を提供する強力なプラットフォームとして機能します。
この合弁事業は、ヌバマ社を通じて優れたファンド管理の専門知識を投資家に提供する一方、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドの事業用不動産業界におけるグローバルな専門知識を活用することで、差別化された戦略的プラットフォームを確立します。同ジョイントベンチャーは初めに、インドの事業用不動産市場において、国内の投資家に投資機会を提供することに注力します。
投資家へのユニークな提案として、NCWは初の不動産ファンド- PRIMEオフィス・ファンド(PRIME)-の立ち上げを計画しており*、インドの高成長市場全域の優良商業オフィスに投資するため、300億ルピーの資金調達を目指しております。
*SEBIに認可申請中
PRIME Offices Fundは、ベンガルール、NCR、プネー、ムンバイ、チェンナイ、ハイデラバードの上位6都市で、インド国内のリース活動の70%以上を占める細分市場において、グレードA+の「未来のオフィス」への投資を目指します。当ファンドは、新築、竣工済み、リース物件への投資を企画します。
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドのアジア太平洋地区チーフ・エグゼクティブ、マシュー・ボウ氏は、今回の発表について次のように述べています。
「2027年までの平均需要は年間約4,000万平方フィートと予測されており、インドの純吸収予測面積はアジア太平洋地域のオフィス需要全体の約50%を占めると予想されています。多くのグローバル企業にとって、能力および技術革新の中心地として評価の高いインド、そして成長軌道、好調な経済、膨大な人材プールに後押しされ、このセクターは非常に好調を維持しており、投資家にとって魅力的な機会を提供しています。クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドがファンド・マネジメント分野における事業拡大のなか、ヌバマ社との提携を通じて、投資家の皆様にインド市場に投資できる機会を提供できることうれしく感じています。クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドのグローバルな不動産専門知識とヌバマ社の地域市場に関する知識と投資洞察力を組み合わせることで、投資家に対してより良い価値提案を行うことがでると信じています。」
今回の発表について、ヌバマ・グループのマネージング・ディレクター兼CEOであるアシシュ・ケヘアは次のように述べています。
「インド経済と金融市場は著しいレジリエンスと回復を見せており、世界経済において数少ない明るい国の一つとなっています。事業用不動産はインドの成長の直接的な受益者であり、質の高い機関投資家のグローバル資本を引き付けています。国内投資家の関心も高まっていますが、プレ・リート(Pre-REIT)の分野では、規模が十分な現地ビークルが少ないため、これまでは実験的な投資にとどまっていました。私たちヌバマ社は、オルタナティブ投資のための質の高いソリューションにアクセスできるよう常に努力しており、今回のJVは大きな前進です。この機会を活用する上で、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド社以上のパートナーはいないでしょう。この提携により、投資家はグローバルなベストプラクティスを利用できるようになり、一流の投資専門家によるファンド運用が可能になります。」
今回の発表について、ヌバマ・アセット・マネジメント社長兼代表のアンシュ・カプールは次のように述べています。
「世界の機関投資家が先陣を切り、この分野への投資の成功事例を定義しました。国内の投資家は、このセグメントへの配分が不十分であったり、こうした実物資産の管理に必要な運用能力を利用できないまま、断片的な所有権を通じて参加しているのが現状です。今回の提携と両社のファンドは、両社の総合力と規模をインドの投資家の手に届けることになります。
ヌバマ社は、Tier1、Tier2、Tier3の各ロケーションにおけるインドの投資家のニーズを評価し、適切な投資ソリューションを構築するユニークな立場にあります。
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドは、事業用不動産のバリューチェーン全般にわたるサービスを提供するグローバルリーダーです。NCWのプラットフォームは、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドの、入居者のニーズを理解する能力、"未来のオフィス "に対する洞察力、運営能力などをフルに活用できるようになります。」
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドのインド&東南アジア地区マネージング・ディレクター兼アジア太平洋地区テナント・レプリゼンテーション責任者のアンシュル・ジェインは、今回の発表について次のように述べています。
「過去2年間のオフィス純吸収量は、コロナ前の水準にほぼ達しており、卓越しています。今後10年間のインドの力強い経済成長が予測される中、国内の労働人口の多さ、グローバル・ケイパビリティ・センターの急増、ウェルネスに対応した持続可能なグレードA+のオフィス資産への移転という長期的な傾向を背景に、オフィス・セクターはこの成長を反映する態勢を整えています。PRIMEオフィス・ファンドは、インドのオフィス・セクターの計り知れない潜在力を活用し、投資家の皆様に多様で高利回りの不動産機会への比類ないアクセスを提供します。当社の深い業界知識、実績、経験豊富なチームは、投資家が成功するために必要な自信と専門知識を提供します。」
ヌバマ・グループについて
ヌバマ・グループは25年以上にわたり、インド市場において確固たる信頼と評判を築いてきました。インド有数の総合ウェルス・マネジメント会社として、ヌバマ社は約2兆892億インドルピーのクロールの顧客資産を管理し、2024年度第2四半期現在、〜1,100,000人の富裕層、〜3,300人のインドで最も裕福な家族を含む多様な顧客層に対応しています。ヌバマ社は、個人、機関投資家、CXO、プロ投資家、ファミリー・オフィス向けに、投資アドバイザリー、財産設計、投資管理、融資、仲介サービスなどのウェルス・マネジメント・ソリューションを提供しています。また、オルタナティブ資産運用商品も幅広く提供し、資本市場でも業界をリードしています。
詳細はこちらをご覧ください。https://www.nuvama.com
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クッシュマン&ウェイクフィールドについて
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)はニューヨーク取引証券所に上場している世界有数の事業用不動産サービス会社です。世界約60カ国、400拠点に約52,000人の従業員を擁しています。施設管理、売買仲介、鑑定評価、テナントレップ、リーシング、プロジェクト・マネジメントなどのコア・サービス全体で、2022年の売上高は101億ドルを記録しました。受賞歴のある企業文化や、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)、環境、社会、ガバナンス(ESG)へのコミットメントにより、業界内外から高い評価を頂いております。詳しくは、公式ホームページhttps://www.cushmanwakefield.com/ja-jp/japan にアクセスするか公式ツイッター @CushWake をフォロー下さい。