片麻痺専用杖Paracane 北陸大学健康未来社会実装センターと学術指導契約
愛知県弥富市に本社を置く株式会社Welloopは、脳卒中後遺症による片麻痺に特化した杖「Paracane(パラケイン)」の開発・販売を手がけています。
このたび、新モデルの開発に向けて北陸大学健康未来社会実装センターと学術指導契約を締結しました。
Paracaneは、従来の杖が持つ身体を支えるの機能に加え、歩行改善を目指す機能を組み込むことを目的に開発が進められています。杖は何百年も使用されてきた道具ですが、歩行への影響に関してはあまり多くの研究がなされていませんでした。
Paracaneと北陸大学健康未来社会実装センターが協力することで、神経学やバイオメカニクスの最先端知見が組み込まれ、介護杖からリハビリ杖への進化が期待されます。
Paracane(パラケイン)
Paracaneは医療・福祉サービスを手掛ける株式会社Welloopの理学療法士が担当する利用者の声から生まれた製品です。理学療法士と当事者が手を組み、杖で歩行を変えることを目指しています。開発に4年の歳月をかけた後の2022年9月に市販化されました。
【これまでの活動】
特許権/5件
意匠権/7件
国内学術発表/4件(1件セレクション演題)
【メディア掲載】
BS朝日Fresh Faces~アタラシイヒト~
中部経済新聞
北陸大学
”健康社会の実現に向けた、技術開発の促進のために。”
健康未来社会実装センターは、新技術の普及に向け、企業と自治体と連携し、事業化、開発、検証の3つのキーワードに基づき活動します。リハビリテーションと介護支援事業の産業化にも貢献を目指します。
【事業担当者】
健康未来社会実装センター センター長
医療保健学部理学療法学科教授 大畑 光司
・日本理学療法学会連合副理事⾧
・日本神経理学療法学会理事⾧