COP28 ジャパンパビリオンでRD20セッションを開催 – AIST, NREL,KIER, Mission Innovationからパネリスト
RD20活動での国際協力のさらなる発展、産業界との連携、人材交流の促進を確認
2023年12月22日
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
COP28ジャパン・パビリオンでRD20セッションを開催
- 国際協力のさらなる発展、産業界との連携、人材交流の促進を確認 -
NREL, KIER, Mission Innovationからパネリストが参加し、意見交換
ポイント COP28にてメンバー機関相互の連携、他機関との連携、人材育成をテーマに意見交換。 6年目を迎える2024年は、産業界や他機関との連携の推進や、研究者の交流促進など、さらにRD20の活動を加速させることを確認。 2024年は、サマースクールをインドネシアで、RD20国際会議をインドで開催。
RD20キービジュアル:円形で共同・連携を、さまざまなリボンでさまざまな研究者の思いを、 リボンのうねりで努力の重なりが未知なる答えを生み出すさまを表現 |
概要
国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」という)は、2023年12月11日(月)にアラブ首長国連邦ドバイで開催されたCOP28ジャパン・パビリオン(http://copjapan.env.go.jp/cop/cop28/)のサイドイベントとして、RD20セッション “カーボンニュートラルの実現に向けたRD20の挑戦” を開催しました。経済産業省 髙濵航 地球環境対策室長の開会挨拶に続き、産総研 小原春彦 エネルギー・環境領域長、米国National Renewable Energy Laboratory (NREL) のGroup Manager for Project Development and FinanceであるMs. Bethany Speer、韓国Korea Institute of Energy Research (KIER) のChief of the Global Strategy TeamであるDr. Sangjin Choi、研究開発の官民投資拡大を促すイニシアティブであるMission InnovationのSteering Committee ChairであるMs. Julie Cerqueiraによるそれぞれの機関の取り組みが紹介されました。その後、パネルディスカッションにて、RD20メンバー機関間での連携、他機関との連携、人材育成をテーマに意見が交わされました。
パネルディスカッションでは、RD20は発足から5年目でタスクフォース活動など着実に育ってきている状況を確認し、6年目を迎える2024年は、RD20機関同士での国際共同研究の推進や産業界など他機関との連携の促進、共同での研究者人材育成に向けた若手研究者の交流促進など、さらにRD20の活動を加速させる方策について意見交換がなされました。
また、2024年は、サマースクールをインドネシアで、国際会議をインド・デリーで開催することが報告されました。
産総研ゼロエミッション国際共同研究センターのHP(https://www.gzr.aist.go.jp/)に後日アーカイブ動画を掲載予定です。
小原領域長プレゼンテーションパネルディスカッションパネルディスカッション登壇者集合写真
RD20とは
世界最先端の技術開発を行うG20各国・地域の主要な研究機関がカーボンニュートラルの実現に向けた研究開発の国際連携を促進するためのイニシアティブ(枠組み)であり、2019年に日本主導で発足しました。
各国・地域のクリーンエネルギー技術に関連する研究開発や経験・ベストプラクティス・アイディアを交換する機会、また主要な研究機関間での国際共同研究の可能性を探る機会を参加者に提供しています。さらに、関連する産学官のステークホルダー間の新たなパートナーシップを深化・発展させています。
本件に関する問い合わせ先 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 ゼロエミッション国際共同研究センター M-rd20secretariat-ml@aist.go.jp |
機関情報 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 ブランディング・広報部 報道室 hodo-ml@aist.go.jp |