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投稿者:

ZYAO22編集部

「庭でキャンプと焚火を楽しむ」~日常の喧騒を忘れ、まるで森の中にたたずむ理想の住まい~

2025年12月19日
積水ハウス株式会社

積水ハウス株式会社は積水ハウスの様々な事業を紹介する「積水ハウス ストーリー」を公開しました。

 

K様邸

 

 

忙しく暮らす日々からそっと距離を置き、自然の中でキャンプや露天風呂に入り、リラックスしたいなぁと思う瞬間、きっと皆さんにもあるかと思います。今回はそんな憧れを現実に「家でキャンプができる暮らし」を夢見て、自然と共に生きる理想の住まいを築いた、福岡県にお住まいのK様邸をご紹介します。

 

積水ハウス 福岡支店 エクステリアデザイナー 山下幸二

 

 

手掛けたのは、積水ハウス福岡支店のエクステリアデザイナー山下幸二です。共働きでお子様もまだ幼いK様夫妻。日々仕事が忙しく、趣味のキャンプになかなか行けないのが悩みとのこと。「家で本格的なキャンプをしたい。露天風呂も楽しみたい」といったご要望を受け「自然の中に家があるイメージで、夫妻の思いに寄り添いながら、敷地の特性を活かした「5本の樹」計画のお庭のプランを考えました。」と山下。

 

森の中に足を踏み入れるような木のトンネルが美しいアプローチ

 

 

まず、建物は道路側、アプローチからも見えないように配置し、門扉はあえて設けず、敷地との境界が自然にわかるようにしました。全体的にしっとりとした旅館のような佇まいです。アプローチには、木を両側に植栽しトンネルのような空間をつくり、その奥に木製のゲートを設置。ゲートの上には緑が覆いかぶさるように植栽を施し、緑のトンネルをくぐって家に入るイメージです。まるで森の中に足を踏み入れるような感覚を、日常で味わっていただけるよう工夫しました。

 

周囲の借景と調和する自然石を採用したアプローチの土留め

 

 

また、アプローチの土留めには自然石を採用。その他の素材もできる限り自然素材を選びました。人工的な印象を避け、周囲の借景と調和するようにしました。露天風呂とテントスペースを設け、キャンプ場のような開放感と、プライベートな癒しの空間を共存させています。

 

リビングから見たお庭(左)

ファイヤーピットでお子様のDくんを抱いてバーベキューの準備をするK様(右)

 

 

休日はお庭で過ごす時間をとても大切にされているK様夫妻。特にバーベキューは暮らしの一部になっているそう。庭の一角には周囲の素材に馴染むようなファイヤーピット(焚火スペース)を設置しており、そこはまさにK様夫妻のお気に入りの場所。おふたりでゆっくり過ごす時間がとても心地よいそうです。さらに庭にはピザ窯も!「キャンプ場よりも準備や荷物が少なくて済むので、とても便利です。お風呂がないキャンプ場も多いですが、家ならすぐに入れるのも嬉しいです。キャンプを外で楽しみたいというよりも、焚き火そのものが一番の醍醐味です。夜遅くまで焚き火を楽しんでも、家ならそのままベッドで眠れるので、安心してくつろげます。」とY様は嬉しそうにおっしゃいます。

 

夫のK様がご自身で設置された薪棚(左)ピザを焼くK様(右)

 

 

5本の樹」計画の庭づくりで理想に近づくように自然を感じられる樹木を選定

 

今回の庭の植栽については、「5本の樹」計画の庭づくりに沿って、樹木はすべて日本の在来種を選んでいます。ヤマモミジ、コナラ、ヤマボウシなど、高木から中低木まで約50種類。特にこだわったのは、季節の移ろいを視覚的・感覚的に楽しめること。落葉広葉樹を中心に構成し、春の芽吹き、夏の緑陰、秋の紅葉、冬の枝ぶりといった四季の変化を、居住空間からも感じられるようにしました。ヤマモミジやコナラは紅葉が美しく、庭全体が季節の表情を映し出す空間となるよう配慮。メジロやシジュウカラなどの野鳥のほか、柑橘類の木を植えることで蝶も集まり、庭が生き物たちの居場所にもなっています。

 

営業担当者とお庭を眺める妻のY様

 

 

「季節の移ろいを感じられる庭がとても気に入っています。モミジやアオダモの木陰が地面に美しく映り、特に夕方、牛壁に陽が差し込むと、キラキラと輝いてとても幻想的です。風の音だけが静かに聞こえるこの空間は、まるで別世界のようです。ご近所からも「理想のお庭ですね」と、プローチ(玄関アプローチ)とともに褒めていただきます。」と妻のY様。

 

さらに、「出来上がってみると、石積みが思った以上にかっこよく、とても気に入っています。また、ハンモックを掛けられる立派な樹木が欲しかったので山下さんと一緒に、木の畑まで一緒に見に行き選びました。アオダモと、幹の太いヤマモミジの木陰でゆったりと過ごせ、自然の中でくつろげるようになりました。」と話してくださいました。

 

ハンモックがかけられるように、植栽した左手前のアオダモと、右幹の太いヤマモミジ

 

 

ハンモックでくつろぐ夫のK様

 

 

自然とつながり暮らしの中に、四季の移ろいを感じる

 

季節の移り変わりを感じることが出来るリビング

 

 

さらに工夫したポイントは、室内にいながらも自然とのつながりを感じられる点です。リビングから続くフルフラットのタイルテラスを採用し、芝生の庭と室内との視覚的・感覚的な一体感を生み出しました。段差を少なくすることで、自然と庭に出たくなるような動線が生まれ、タイルテラスからもスムーズに外へ出られるようにしました。リビングと庭がつながることで、暮らしの中に四季の彩りが溶け込むような空間ができました。

 

冬の雪景色も楽しむことができるリングからの眺め

 

 

竣工直前に誕生したDくん。彼の誕生は、この家にさらなる温もりをもたらしました。

 

 

Dくんには、緑の中で育って欲しいとの思いから、成長とともに一緒にいろいろな体験ができるようにと、敷地内には、家族で楽しめる畑もできました。露天風呂も計画されているそうです。

 

Dくんと散歩をするK様(左)庭のお手入れをするK様(右)

 

 

営業担当の山本はいいます。「K様夫妻の計画に携わることができ、大変光栄です。想像を超える癒し空間が生まれ、一緒に創り上げる喜びを感じることができました。」

 

木の畑で1本1本丁寧に木を選定をする山下

 

 

山下は言います。「お客様との対話を大切に、お客様に心から喜んでいただくことが一番大切だと思っています。そのためお客様には、木を植える大切さをお伝えしています。以前、お客様に「ほとんど感性ですね。」と言われたことがありますが、確かにお客様との対話中で感じ取ったことを形にしていく感覚的な部分は大きいです。時々、木はいらないとおっしゃる方もいらっしゃいますが、そんな時は丁寧に、「1本でもいいので植栽しませんか。」と、季節感を楽しめること、お子様の情操教育につながること、そして生きものが訪れる庭の豊かさをお話しします。」

 

生きものがやってくる庭は、ただの空間ではなく、暮らしの中に自然が息づく場所です。蝶が舞い、鳥がさえずる庭で過ごす時間は何にも代えがたいもの。エクステリアは単なる外構ではなく、ご家族のライフスタイルや価値観を形にする場です。自然の中で過ごす時間の大切さを、ぜひみなさんも体感してください。

 

積水ハウスの「5本の樹」計画
https://www.sekisuihouse.co.jp/gohon_sp