「アーチェリーコンパウンドボウ」を日本で初めて、発売いたします。
2025年10月1日
株式会社西川精機製作所
「アーチェリーコンパウンドボウ」を日本で初めて、発売いたします。
株式会社西川精機製作所(本社:東京都江戸川区)は、産学官連携により、、ハンドル部分まで含めて(リカーブと共通ではなく)コンパウンド専用設計として、日本で初めて、本年10月1日(水)に発売いたします。製品名は「IBIS」です。
同社は、地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターの「障害者スポーツ研究開発推進事業2020年度公募型共同研究」に採択 され、日本大学理工学部入江寿弘教授を含めた産学官連携により2023年3月に試作モデルを完成しました。その後、製品化に向けて改良を重ね、この度、製品モデルが完成し発売する運びとなりました。。
●開発の背景
2021年夏に開催された東京パラリンピソクを契機に障害者スポーツの振興を図る一環として、1948年に開催されたアーチェリー大会がパラリンピックの原点と言われているアーチェリー弓具の一つであるコンパウンドボウの開発を目指して参りました。
コンパウンドボウはオリンピック種目にはなく、パラリンピックで実施されている種目でです。障害者の方が取組みやすく、今後、障害者スポーツの主力競技へと発展するためには、国内メーカーの存在が必須であり、アーチェリー競技者と連携して、世界基準の製品開発をめざすとともに、アーチェリー競技者数の拡大に貢献して参ります。
●コンパウンドボウの概要
コンパウンドボウは、1960年代米国で発明された滑車とケーブル、てこの原理、複合材料など力学と機械的な要素で組み上げられた近代的な弓です。コンパウンドボウのリムは通常の弓より引く力が強いが、滑車(カム)と連動することで効率良く引くことが可能となっています。
また、引く力のピークからの軽減率をレットオフ (let-off)で表記しています。ピーク時の50~70%の軽減率を保持できることから狙いが安定し、初速の向上と相まって高い命中精度が期待できる弓具です。
●当社製品「IBIS」の特長
IBISは、長さ:26インチ・重さ:1,600gで、現在販売されているコンパウンドボウとしては、短く・軽い設計としています。
また、弓を引く力をポンド数で表示しますが、30ポンドと低い設定にしています。
当社は、ユニバーサルスポーツメーカーを目指しており、今回開発した「IBIS」は、初心者・女性・障害のある方をメインターゲットにしています。
●販売価格
希望小売価格は、28万円(税抜価格)です。
全国のアーチェリーショップでの販売を予定しています。
※IBISのカム・モジュールに使用しているベアリングは、ミネベアミツミ株式会社 インダストリアルテクノロジーセールス メカニカルコンポーネンツSU1からご提供いただきました。
●地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター
●日本大学理工学部入江研究室
https://www.eme.cst.nihon-u.ac.jp/laboratory/irie.html
●製造元・本件への問い合わせ先
株式会社西川精機製作所 代表取締役 西川 喜久
問合せ部署:IR担当 向井
〒132-0031 東京都江戸川区松島1丁目34番3号 松島工場
電話番号:03-3674-3232
メールアドレス:i_customer@nishikawa-ss.com
HPアドレス:
https://nishikawa-seiki.co.jp/
●販売元
NISHIKAWA ARCHERY (有限会社KIMURA)
https://nishikawa-archery.com/
IBIS情報サイト
https://nishikawa-archery.com/compound/
以上