JR九州とヤマト運輸が新幹線を活用した手荷物の当日配送サービスを10月1日（水）から開始

増加する九州地域の観光客の快適性や利便性向上を目指す

2025年10月1日
九州旅客鉄道株式会社
ヤマト運輸株式会社

 JR九州とヤマト運輸が新幹線を活用した手荷物の当日配送サービスを10月1日（水）から開始

増加する九州地域の観光客の快適性や利便性向上を目指す

九州旅客鉄道株式会社（本社：福岡県福岡市、代表取締役社長：古宮 洋二、以下：JR九州）とヤマト運輸株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：阿波 誠一、以下：ヤマト運輸）は、2025年10月1日（水）から、福岡空港国際線ターミナルでお預かりした手荷物を、熊本県と鹿児島県の宿泊施設へ当日中にお届けするサービスを開始します。

■ サービスの概要

ヤマト運輸の「福岡空港 国際線旅客ターミナルビル内 宅急便カウンター」でお預かりしたお客さまの手荷物を、ヤマト運輸がトラックでJR博多駅まで輸送します。その後、JR博多駅を出発する新幹線に荷物を積み替え、客貨混載にてJR熊本駅とJR鹿児島中央駅へ輸送します。駅に到着後、ヤマト運輸のトラックに積み替え、配送先最寄りのヤマト運輸の営業所を経由して、18:00以降に対象宿泊施設へお届けします。
※JR九州はヤマト運輸からの運送委託を受け輸送

＜福岡空港から宿泊施設までのお届けの流れ＞

■ 取り組みの背景

近年、九州を訪れる観光客は増加傾向にあり、2024年にはコロナ禍前の水準を超えました※。九州地域で最も利用客が多い福岡空港では、2025年3月に第2滑走路の利用開始と国際線ターミナルがグランドオープンするなど、さらなる観光客の増加が予想されています。また、JR九州とヤマト運輸は、同ターミナルにそれぞれ「JR九州レールパス引換カウンター」と「宅急便カウンター」を設置し、訪日観光客の利便性向上を図っています。

両社は2022年9月にも、当日の朝の焼きたてパンを、JR熊本駅・鹿児島中央駅・長崎駅・大分駅近辺に当日中にお届けする実証を行うなど、九州特産の生鮮品や日持ちの短い食品などを高品質で、スピーディーに九州地域内にお届けする取り組みを行ってきました。

今後は、お客さまのニーズに合わせて本サービスの受付場所を拡大し、さらなる「手ぶら観光」の推進と九州を訪れる観光客の快適性や利便性向上を目指します。

※九州観光データ統計情報「九州運輸局九州における延べ宿泊者数」URL：https://report.welcomekyushu.jp/

【参考】

＜JR九州　新幹線荷物輸送サービス「はやっ！便」について ＞
JR九州では、事前予約不要でご利用いただける駅から駅への荷物輸送サービス「はやっ！便」を実施しておりますが、この他にも法人のお客さま向け・事前予約制で個別に荷物量や輸送時間帯を伺い、貨客混載サービスを承っております。新幹線や特急列車での荷物輸送により、「採れたて」「できたて」「日持ちの短い」食品やお急ぎの物品などを遠方へ即日お届けすることが可能となるため、最速でエコな物流ネットワークの構築や、商圏の広がりに繋がります！

URL：https://www.jrkyushu.co.jp/train/nimotsu/

＜ヤマト運輸　手ぶら観光に関する取り組み＞

ヤマト運輸では、スーツケースなど大きな荷物を事前に宿泊施設などに送ることで、旅行や出張を快適にする手ぶら観光サービスを提供しています。

・手ぶらサービス

URL：https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/customer/send/services/hands-freetravel/

・当日配送サービス
URL：https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/customer/send/services/same-day-delivery/

＜プレスリリース＞

・福岡国際空港株式会社：国際線ターミナル　3/28（金）グランドオープン（2025年2月7日）

URL：https://www.fukuoka-airport.jp/information/grandopen-international.html

・株式会社ＤＣＳ、ヤマト運輸株式会社、九州旅客鉄道株式会社：パンストックの「焼きたてパン」 熊本・鹿児島・長崎・大分への“即日個配”を実施します（2022年8月17日）
URL：https://www.yamato-hd.co.jp/news/2022/newsrelease_20220817_1.html