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投稿者:

ZYAO22編集部

都城市スマートシティ構想に電通が参画 

市民向けポータルサイトを構築し、 認知症予防を図るための健康増進・生涯学習サービスを提供開始

2024年2月26日
株式会社 電 通

 都城市スマートシティ構想に電通が参画
市民向けポータルサイト「スマイルみやこんじょ」を構築し、
第一弾として認知症予防を図るための健康増進・生涯学習サービスを提供開始

 宮崎県都城市と、株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:佐野 傑、以下「電通」)など国内電通グループ5社※1、事業パートナー7社※2は共同で、都城市スマートシティ構想の第一弾としてスマートシティ型データ連携基盤を構築し、2024年2月26日より、当該データ連携基盤上に公開する市民ポータルサイト「スマイルみやこんじょ」を通じて、認知症予防を図るため、健康増進・生涯学習をサポートするサービスの提供を開始します。
 電通は、スマートシティ構想における全体計画および各種サービス提供事業者との連携など、本事業の実現に向けたプロジェクト統括として参画しました。

※1 電通、イグニション・ポイント株式会社、株式会社電通九州、株式会社電通総研、株式会社電通クリエーティブキューブ
※2 xID株式会社、株式会社NeU、株式会社ドコモgacco、株式会社ギフト、京セラみらいエンビジョン株式会社、株式会社フライヤー、東京海上ディーアール株式会社
 

背景・目的
 都城市では、「市民の笑顔が広がる 南九州のリーディングシティ」の実現に向けて、誰もが将来に対する夢と希望を持ち、笑顔で暮らせるまちづくりに取り組んでいます。
 今回、市のまちづくり方針に基づき、健康増進情報の提供とともに、市民の誰もが興味に応じて学びの場を得られる「スマイルみやこんじょ」を新たなデジタルサービスとして構築。政府のデジタル田園都市国家構想とも呼応※3した、市民の幸福度(well-being)の長期的な維持・向上を目指したサービスです。


※3 内閣府が推進する令和4年度第2次補正予算によるデジタル田園都市国家構想交付金(デジタル実装タイプ マイナンバーカード利用横展開事例創出型)に採択されて実施しています






市民ポータルサイト「スマイルみやこんじょ」について
「スマイルみやこんじょ」は、マイナンバーカードとひもづいたデジタルID(以下、都城ID)を使用し、本人認証を行った後に利用できる市民ポータルサイトです。


《スマイルみやこんじょの特徴》
1. マイナンバーカードとひもづいた都城IDでの簡単なログイン認証
都城市のマイナンバーカードの保有枚数率は、88.1%(令和5年12月末時点)と全国トップレベルの水準です。多くの市民が保有するマイナンバーカードとひもづいた都城IDを活用することで、スマートフォンでの簡単、かつ、なりすましが困難な本人認証性の高いログインを実現。「都城市民限定」のサービス提供が可能となりました。


2. 市民一人一人に合ったサービスのレコメンドと専門家の監修
市民の興味関心、趣味嗜好、サービスの利用履歴、マイナポータルサイトの健診・投薬情報をもとに、市民一人一人に合ったサービスをレコメンドします。
レコメンド機能については、厚生労働省のe-ヘルスネット※4をもとに作成しています。また、レコメンドを含む、本事業全体について、脳トレ第一人者の川島隆太博士(株式会社NeU取締役CTO)が、認知脳科学の研究と知見をもとに監修しています。


※4 毎日の生活習慣を改善するヒントとなる情報を専門家が解説 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/ 


3. オプトイン・オプトアウト(同意・不同意)機能の提供
健診・投薬情報、サービスの利用履歴等を「スマイルみやこんじょ」に提供するかどうかについて、市民が任意のタイミングで、自由に設定・変更することができます。



健康増進をサポートするサービスについて
 忙しい毎日でも隙間時間で気軽にご利用いただけるような、脳トレ、運動、ビジネス・趣味・教養講座などの健康増進・生涯学習をサポートするサービスを用意しています。


① みやこんじょ脳トレ(株式会社NeU
 「みやこんじょ脳トレ」は、1分でできる楽しいゲーム6種類で構成された、記憶力、注意力、予測力などの認知機能を鍛える脳のトレーニングです。毎日好きな時間に脳トレを実施することにより、脳の認知機能の維持・向上、安全運転の継続、脳のパフォーマンス向上・認知症の予防を図ります。なお、「みやこんじょ脳トレ」は、川島隆太博士が監修をしています。


gacco(株式会社ドコモgacco
 「gacco(ガッコ)」は、ビジネスから教養まで幅広い講座を受講できるオンライン動画学習サービスです。PC、スマートフォンのどちらからでも隙間時間に簡単に学習がはじめられます。本格的な大学レベルの教養講座からリスキリングのためのビジネススキル講座まで、学びたい気持ちに応える幅広い講座をラインアップしています。


キャラトーカーAI(株式会社電通・株式会社電通クリエーティブキューブ・株式会社ギフト)
 「キャラトーカーAI」※5は、ChatGPTを活用して表情豊かなCGキャラクターと対話できるサービスです。自治体での導入は都城市が全国初となり、“都城ノ進(みやこのじょうのしん)※6”と会話ができます。

※5 ChatGPTを活用した「キャラクターとの自動対話サービス」のプロトタイプを開発(2023年5月17日発表) https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/ 
※6 江戸時代生まれで、現代の都城市にタイムスリップしてきた、市民と仲良くなりたいと思っている侍キャラクター


健幸TV(京セラみらいエンビジョン株式会社)
 「健幸TV※7」は、 誰もが簡単にできる運動を集めた、健康維持・向上につながるトレーニングプログラムです。多様な専門家が考案した、椅子を使ったヨガや脳トレ体操といった1つ1分程度のトレーニング動画を配信します。


※7 健幸TVはアグリマス株式会社のサービスです


flier(株式会社フライヤー)
 「flier」は、ビジネス書をはじめ、新刊やベストセラー、名著などの要約を1冊10分で楽しめるサービスです。市民に対して、お好きな要約を月に5冊選んで読めるflierサービスのチケットをお届けします。また、都城市役所のWi-Fiに接続した際には、冊数制限なく、要約サービスが利用可能になります。なお、都城市役所におけるサービス開始日は、未定です。


※8 市役所、区役所等でのflier施設型(要約の読み放題サービス)の提供については、これまで導入実績がありません。都城市役所が、全国で初めてflier施設型を導入した市役所となります


「スマイルみやこんじょ」のサービス提供プラットフォームについて
 本サービスは、電通総研が提供する都市OSソリューション「CIVILIOS(シビリオス)」を用いて構築されています。「CIVILIOS」は、内閣府の「スマートシティリファレンスアーキテクチャ※9」に準拠しており、さまざまなサービスを柔軟に提供するための各種機能を備えています。都城市においては、「スマイルみやこんじょ」の利用に必要なユーザー情報を取得するマイナポータルAPI連携機能や、情報取得の際に行うユーザー同意機能、個々のユーザーに適した講座の推薦機能、都城市が市民の利用状況を把握できるダッシュボード機能などが利用されています。
 また「CIVILIOS」に、xID株式会社が提供するマイナンバーカードに特化したデジタルIDソリューショ「xID」を搭載することで、マイナンバーカードにひもづいた都城ID の発行や「スマイルみやこんじょ」へのログインを実現しています。


※9 内閣府が、スマートシティを推進する組織(自治体)に向けて提供している資料で、スマートシティ構築の際に考慮すべき内容が体系的に整理されたもの。SIPサイバー/アーキテクチャ構築および実証研究の成果として資料が公表されている。
(参考:内閣府ウェブサイト「SIPサイバー/アーキテクチャ構築及び実証研究の成果公表」)



今後の展望
 都城市では市民が「スマイルみやこんじょ」を通じて、行政、民間が提供する新たなスマートシティ・サービスを利用できるように、提供サービスを拡大していくことを検討しています。これにより、市民の利便性向上・データの利活用による地域の活性化に貢献するとともに、さらなる市民一人一人の幸福度(well-being)向上につなげていきます。

 
以上