電通グループ、「SXSW2024」において 2作品が「イノベーション・アワード」のファイナリストに選出
「Project Humanity」は日本から唯一の選出
電通グループ(ブランド:「dentsu」、本社:株式会社電通グループ、拠点:東京都港区、代表者:代表執行役 社長 グローバルCEO 五十嵐 博、以下、dentsu)は、音楽・映画・テクノロジーを含むクリエィティブの祭典「SXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)2024(開催期間:2024年3月8日~16日。開催場所:アメリカ・テキサス州オースティン)※1」における、イノベーティブなアイデアや先進的なプロジェクトを表彰する「Innovation Awards(イノベーション・アワード)」において、2作品がファイナリストとして選出されました。
2024年で7回目の開催となるイノベーション・アワードは、数百の応募の中から、11のカテゴリーに対し各5組のファイナリストが選出され、開催期間中のショーケースを経て受賞者が決定されます。過去には受賞した企業やプロジェクトが急成長を遂げたことから、注目度の高い賞となっています。
Dentsu Lab Tokyo※2、日本電信電話株式会社(以下、NTT)、一般社団法人WITH ALS(以下、WITH ALS)の共同プロジェクト「Project Humanity」は、同アワードのInterface Design(インターフェースデザイン)部門のファイナリストに選出され、日本から応募のあった作品/プロジェクトの中で、唯一ファイナリストへ選出されたプロジェクトとなりました。「Project Humanity」については、「Beyond Boundaries: Tech and Humanity Converge」と題したセッションにおいても紹介を予定しており、当社のグローバル・チーフ・クリエーティブ・オフィサー 佐々木康晴注がスピーカーの一人として登壇します。
また、dentsuの海外事業のクリエイティブ・エージェンシー・ブランドであるDentsu Creative※3の作品「Scrolling Therapy」は、Social Media(ソーシャルメディア)部門のファイナリストに選ばれました。
各作品の概要は下記のとおりです。
<作品1「Project Humanity」>
「Project Humanity」は、Dentsu Lab TokyoとNTTが共同で技術開発を行い、指定難病とされるALS(筋萎縮性側索硬化症)共生者でありアーティストとして活躍する武藤将胤氏が代表を務めるWITH ALSと協働した取り組みです。身体に生体情報を取得する筋電(筋肉を動かした時に発生する電気信号)センサーを装着し、自身の微細な筋活動によって得られる生体情報を操作情報に変換することで、デジタル空間におけるアバターの自由な操作を実現します。
<作品2「Scrolling Therapy」>
「Scrolling Therapy」は、Dentsu Creativeのアルゼンチン・ブラジル・米国チームと、ブラジルの大手製薬企業Eurofarma(ユーロファーマ)社が共同で開発したモバイルアプリです。パーキンソン病の症状の一つとして知られる、顔の表情が硬くなるなどの初期症状の改善をサポートするエクササイズツールです。顔認識技術を利用し、アプリ上に現れる喜怒哀楽などの絵文字に沿ってそれぞれの表情を練習することで、毎日の理学療法を支援します。世界10か国、45,128人の医師が利用中。カンヌライオンズ2023ファーマ部門グランプリ受賞作品。
※1:SXSWについての詳細は、公式サイトをご覧ください。(英語のみ)
URL:https://www.sxsw.com/
※2:Dentsu Lab Tokyo(デンツウラボトウキョー)は、dentsu内外と協働しながら、クリエイティブの研究・企画・開発が一体となったクリエイティブのR&D組織です。オープンイノベーションにより新しい体験の開発や社会の課題の解決に取り組んでいます。Dentsu Lab Tokyoについての詳細は、以下ホームページをご覧ください。
URL:https://dentsulab.tokyo/
※3:Dentsu Creativeについての詳細は、以下リリースをご覧ください。
URL:https://www.group.dentsu.com/jp/news/release/000736.html
注:参考:佐々木康晴が過去に寄稿した「電通報」記事:https://dentsu-ho.com/people/3
以上
【本件に関する問い合わせ先】
株式会社電通グループ グループコーポレートコミュニケーションオフィス 小嶋、島津
Email:group-cc@dentsu-group.com